
片思いの相手男性がほかの女性と親し気に話をしていたり、女性からボディタッチをされているのを見て、嫉妬してしまうということもあるでしょう。
単に嫉妬するだけでなく、そのことにイライラしてしまうこともあるに違いありません。
それはどうしてなのか、ここでは、片思いの嫉妬でイライラする心理について紹介します。
告白できない自分へのいらだちと焦り
片思いの嫉妬でイライラする心理として、まずあげられるのが「自分へのいらだち」です。
ひそかに恋愛感情を抱いている男性が身近にいて、チャンスはないわけではないのに、なかなかアプローチできないということがよくあります。
それなりにアプローチはしているものの、告白には至っていないというケースもあるでしょう。
いずれの場合も、片思いの相手との恋愛はまだ成就していないわけです。
そういう状態の時に、恋愛対象の男性が女性と親しくしているのを見ると、アプローチできない自分、告白を躊躇してしまう自分にふがいなさを感じるに違いありません。
「なんで私はぐずぐずしているんだろう」と、自分にいら立つわけです。
そして、「早く何とかしないと、ほかの女性に彼を取られてしまう」という焦りを抱くのです。
イライラしてしまうのは、つまり、自分に対していらだち、恋愛を成就できないでいる状況に焦りを感じているための考えていいでしょう。
気づいてくれない相手に対する不満
片思いをしていると、自己中心的になってしまうケースが少なくありません。
先ほどは、ぐずぐずしている自分に対するいらだちという心理を紹介しましたが、恋愛感情を抱いている相手男性に対して、いらだちを感じてしまうこともあるのです。
そこにあるのは、「私はあなたにこんなに強い恋愛感情を抱いているのに、どうしてそれに気づいてくれないの?」という不満と考えていいでしょう。
自分の恋愛感情に気づいていないために、自分の前でほかの女性と仲良くしていると考え、そんな鈍感な彼に不満を感じているわけです。
特にある程度積極的にアプローチしている場合に、女性はこうした心理を抱くものです。
自分の気持ちに気づかないのは、決して彼のせいではありません。
もっときちんとアプローチしない自分が悪いのですが、片思いをして自己中心的になっている場合は、そこに思いが至らず、彼を責めてしまうことがあるのです。
自分の恋愛感情に気づいてくれない彼への不満が、イライラした気持ちにさせるということになるでしょう。
見せつけられているような気がしている
自意識過剰なために、片思いの嫉妬にイライラしてしまうというケースも少なくありません。
そこにあるのは、「彼は私の恋愛感情に気づいていて、だからわざとほかの女性といちゃいちゃして見せているのかもしれない。くやしい」という心理にほかなりません。
彼の方にはまったくそんな気はなく、恋愛感情に気づいてすらいないかもしれないのに、勝手にそう決めつけて嫉妬し、イライラするわけです。
自意識が強すぎると、目の前で起こっている出来事をすべて自分と結び付けて考えてしまいがち。
たとえば、人がほかの人の悪口を言ったにもかかわらず、「遠回しに私のことを悪く言っているに違いない」と解釈してしまう人がいるでしょう。
過剰な自意識がそうした解釈を生むわけです。
目の前で、片思いの相手がほかの女性と親しくしているのを見て「自分への当てつけ」と解釈してしまうのも、それと同じ心理です。
このケースでは、自意識過剰なためにそういう解釈をして、イライラしてしまうと考えていいでしょう。
ライバル女性と自分を比べて劣等感を抱いている
もし、片思いの相手が親し気に話をしている女性が、どうみても自分よりも女性としての魅力に劣っていれば、嫉妬してイライラするということはないでしょう。
「彼が自分よりも彼女を選ぶことは考えられない」という確信が持てれば、無用なジェラシーを感じる必要はありません。
そうではなく、その女性が自分よりもずっと魅力的で、「彼氏を取られてしまうかも」と思うからこそ嫉妬し、イライラするのです。
つまり、ライバルとなりそうな女性に対する劣等感が、片思いの嫉妬を生むケースがあるのです。
もちろん、彼女が自分にとって恋愛のライバルなのかどうかはわかりません。
しかし、片思いをしていると、ほかの女性がライバルに見えてしまうものですから、その女性と自分を比べて、一喜一憂することもよくあるのです。
このケースでは、ライバル女性に対して劣等感を抱いているというのが、片思いの嫉妬でイライラする女性の心理ということになるでしょう。