冷やかしで否定も肯定もしない人の心理

恋愛に関して冷やかされているにも関わらず、否定もしなければ肯定もしない人がいますよね。

恋愛のことで誰かに冷やかされたら、普通は否定か肯定のどちらかの態度を取るのが一般的です。

ですが世の中には、そのどちらの態度も取らないでいる人がいます。

そのどっちつかずでいる心理とはいったいどんな心理なのかを、これからまとめていきますね。

はっきりと結論を出さないことで人の興味を引きつけたい

否定もしなければ肯定もしないどっちつかずの態度は、冷やかした人に対していろいろな想像をさせますよね。

否定をしないならもしかすると本当に恋愛していて付き合っているのかもしれないし、肯定しないなら付き合っていない可能性もあります。

もしもどちらかの答えをはっきりと口に出して言ってしまったら、その時点で事実がほぼ確定します。

否定か肯定の言葉が嘘でさえなければ、冷やかしに対する真実が明らかになりますよね。

もしもどちらかの態度を取って真実が明らかになったら、もう冷やかすだけの話題性がありません。

すでに当人から答えが出ているので、それ以上冷やかすのはしらけてしまいます。

そして冷やかす意味がなくなれば、その人への興味は自然と薄れていきます。

ですから人の興味を引きつけておきたいのであれば、はっきりと答えないほうが良いですよね。

答えなければ、冷やかされたことが本当なのかどうかわからないままになります。

わからないままになればまた興味を持って冷やかしたり質問したりしますから、その人は周りから興味を持たれ続けることになります。

このような現象が起こりやすいのは、特に恋愛に関する冷やかしの場合ですよね。

「もしかして付き合ってるんじゃないの?」「どうなの?」「相手からはなんて言われているの?」など、つい質問攻めにしたくなってしまいます。

特に女性はいわゆる恋バナが大好きですから、冷やかされた瞬間に答えをすぐ出さないほうが恋バナを楽しめますよね。

また恋愛に関しては誰かと良い関係になっていることを匂わせたい気持ちもありますし、興味を引かれたい時は否定もしなければ肯定もしない場合が多いです。

冷やかされた相手が男性だったら、否定なり肯定なりをすぐするのかもしれません。

ですが女性の場合は冷やかされた相手との関係性をあえてはっきりとさせず、周りからの興味を引かれる状態をキープすることがあります。

冷やかされてすぐに答えないのは、そんな心理が働いていると考えることができますよね。

どう表現して良いのかわからない関係なので上手く伝えられない

恋愛を少しでも経験したことがある人は、相手との関係をどう表現したら良いのかわからないことがあるはずです。

たとえば気になっている人がいて何度か2人で食事はしているけれども告白されてはなく恋人同士の関係性ではない、というような関係です。

これはいわゆる友達以上恋人未満の関係ですが、この関係性の時に冷やかされたらいったい何と答えれば良いものかわからなくなってしまいますよね。

冷やかされて「そんな関係じゃ全然ないから」と否定することもできなければ「その通りで付き合っているの」と肯定することもできません。

付き合っていないとも付き合っているとも言えない微妙な関係は、何とも表現に困るものです。

もしもそのタイミングで冷やかされたら、普通は否定もしなければ肯定もできません。

ただ曖昧に笑ってみたり、話そうとしてもしどろもどろになってしまったり、考え込んで黙ってしまったりなどの態度を取ってしまいます。

冷やかされた時にどういう関係なのかはっきりさせたい気持ちがあったとしても、それを上手く伝えられないのです。

それでモジモジとしていたら思わせぶりな態度を取っていると勘違いされてしまうのですが、実際に肯定も否定もできない関係性なのですからしかたありません。

どう表現して良いのかわからない関係は、肯定も否定もできないことが多いですよね。

否定や肯定をして周りに言い触らされると困る

もしも恋愛のことで冷やかされた時に否定や肯定の意思表示をはっきりしてしまえば、そう思っていることが周りに伝わる可能性があります。

ですが冷やかしてきた相手が他へとどんどん言い触らされてしまうのを、好まない人も中にはいますよね。

特に自分の中でも気持ちの整理ができていなくてどうしていくのかまだ考え中の場合は、答えをはっきりと出すことができません。

そんな中途半端な状態で否定か肯定をしてそれを周りに言い触らされてしまったら、そう思っているのだと周りに勘違いされてしまいます。

言い触らされる形で周りへと自分の意思が伝わってしまうのは、必ずしも好ましい伝わり方とはいえません。

もしも冷やかされた相手と真剣に付き合っても良いと考え始めているならなおさらです。

恥ずかしさなどからうっかり逆のことを言って関係を否定し、その言葉が言い触らされでもしたら大変ですよね。

もちろんその逆パターンでも同様です。

否定や肯定をはっきりとしたことが、悪影響を及ぼす可能性は否定できません。

それなら否定も肯定もしないで曖昧なままにしておいたほうが、余計な憶測をされずに済みます。

またむやみに言い触らされたりもしないですよね。

ですから否定も肯定もしないのは、冷やかされた人なりの防衛策と考えることもできます。

身に覚えのない冷やかしで呆れている

恋愛の噂話は、時に独り歩きして尾ひれがついたりしがちですよね。

まったくの事実無根の冷やかしを言われてしまうことも、ないわけではありません。

事実無根なら即否定すれば良いのですが、あまりにも事実無根過ぎて呆れているとどういう噂になっているのかをとりあえず最後まで聞きます。

その場合は冷やかされた時点ですぐに「違う」と即否定できず、しばし呆然としてしまいます。

何でそんな冷やかしをされるのかまったくを持って意味がわからないと呆れた場合、わざとらしくなってしまうためすぐには否定できないですしもちろん肯定もできません。

それでも事実無根ならやはり否定しなければいけないのですが、あまりに身に覚えがないと呆然自失としてしまう場合があります。

ある程度事実に基づいている冷やかしならそれなりに落ち着いて対応できるのですが、場合によってはそうではない冷やかしもありますよね。

その場合は逆に即否定しにくい雰囲気になっていたりしますし、呆れて言葉を失えば否定の言葉はそうそうすぐには出てこないものです。

恋愛に関する冷やかしは事実とは異なる形で広まっていることがあるため、とんでもない嘘が広がっているケースがまったくないとは言い切れません。

そんな事実無根の冷やかしを受ければ冷静ではいられなくなってしまい、結果的に否定もしなければ肯定もしない状態に陥ってしまうことがあります。

冷やかされたのに何もリアクションせず固まってしまう人は、冷やかされたことに対して心底驚いているのかもしれませんね。

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