異性に恋をして恋人を作る人は多いが、恋愛感情は具体的に説明するとどんなものなのか。
今回は、恋愛感情について説明していく。
愛の三角理論とは
心理学では、次の三つを恋愛の心理的要素としている。
1.親密性
お互いの感情的な結びつきはどのくらいか。
2.熱情
恋人の二人はお互いにどれくらい相手に夢中になっているか。
3.コミットメント
二人が一緒にいる必要性、あるいはいなくてはならない事情、縛りなどがあるか。
この三つを心理学用語で、愛の三角理論というが、このすべての要素が強力なとき、その恋愛関係は非常に強い絆を持っているということになる。
だが、恋愛関係ではこの三つの強さが違っていることのほうが多い。
同じカップルでさえ、交際の長さや深さによって強さが変化するからだ。
そして、強さの組み合わせにもよって、そのときの絆の深さも異なる。
強さの組み合わせ
1.完璧愛タイプ
三要素すべてが強い。
2.好意タイプ
親密性だけが強い。
3.夢中愛タイプ
熱情だけが強い。
4.虚愛タイプ
コミットメントだけが強い。
5.熱情タイプ
親密性と熱情が強い。
6.湯愛タイプ
親密性とコミットメントが強い。
7.愚愛タイプ
熱情とコミットメントが強い。
8.非愛タイプ
三要素すべてが弱い。
交際期間が長かったり、結婚や同棲など恋愛の形態を変えていくと、パートナーに対する気持ちや愛情も変化していくもの。
それを弱くせず、より強固なものに変えていくためには、恋人同士がお互いに愛の三角理論のすべてを常に持ち続ける努力がとても必要になってくる。
スターンバーグの愛の三要素の重要性の変化というものがあり、恋愛の関係は最初のほうは熱情が強く、だんだんと親密性が強くなり、最後にはコミットメントが強くなる。
まとめ
・心理学では、愛の三角理論を恋愛の心理的要素としている。
・愛の三角理論がすべて強力だと、恋愛関係が非常に強い絆を持っている。