心理学では、好意の獲得――損失効果という用語があります。
今回は、好意の獲得―損失効果の意味を説明します。
獲得効果
人は誰でも他人から褒められると、いい気分になれます。
他人から褒められて嫌な気分になる人は少ないものです。
では、あなたが他人から褒められたとき、
・最初に褒めてくれて人
・最初はバカにされたけど後で褒めてくれた人
のどっちが、嬉しくなるでしょうか?
だいたいの人は「最初はバカにされたけど後で褒めてくれた人」の方が嬉しくなります。
もちろん、ふつうに褒められても嬉しくなりますが、後者のほうが圧倒的に嬉しくなるのです。
このようなことを、獲得効果といいます。
他にも、「最初は怖い人だと思っていたけど、実は優しい人だった」というパターンは好意の獲得―損失効果になります。
第一印象が悪い方が、好きになったときに良い印象を持たせやすいということです。
それはつまり、好きな人との第一印象が悪いものだったしても、後で治せるということになります。
損失効果
損失効果とは、簡単に言えば獲得効果の反対のことです。
獲得効果はマイナスからプラスに上がりますが、損失効果はプラスからマイナスに下がります。
最初は褒めていたのにもかかわらず、後からバカにされ続けると嫌な気持ちになるということです。
確かに、最初は褒められて後から文句を言われると、「最初のはお世辞だったのか」と幻滅しますよね。
好意の獲得――損失効果を恋愛に使う
たまに、どんな男性でも落としている女性がいますが、そのような女性はけなしてから褒めるということをしています。
例えば、「あなたは背が小さいけど頼もしいよね」というぐあいに、けなしてから褒めているのです。
このように、好意の獲得――損失効果をうまく使うことで、好きな男性を落とせることができます。
反対に、「あなたは頼もしいけど背が小さいよね」と言ってしまうと、男性が落ち込むので気をつけましょう。
もちろん、男性でも、けなしてから褒めるというテクニックはできますよ。
まとめ・好意の獲得―損失効果とは
獲得効果とは、「最初はバカにされたけど後で褒めてくれた人」に好印象を持つことです。
ふつうに褒められても嬉しくなりますが、後者のほうが圧倒的に嬉しくなります。
損失効果とは、簡単に言えば獲得効果の反対のことです。
獲得効果はマイナスからプラスに上がりますが、損失効果はプラスからマイナスに下がります。
好きな男性がいるなら、獲得効果を利用するといいですね。
これを使えば、好きな人に嫌われていても、好きにさせることができます。