
単純接触の効果(more exposure effect)とは、心理学用語の一つです。
アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスの論文「単純接触が態度に与える効果」のおかげで、世間にも認知されました。
他にも、ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則と言われることもあります。
単純接触の効果をうまく利用すれば、好きな人を振り向かせることもできますよ。
今回は、単純接触の効果を説明します。
単純接触の効果の意味
単純接触の効果とは、何回も見たことのあるものに好感を持つことです。
例えば、会社にいる男性をふつうに思っていても、何回も会えば良い印象を持ちやすくなりますよね。
あまり知らない男性でも、何回も接していくうちに仲良くなります。
苦手なものがあっても、何回もこなしていくうちに慣れるもの。
苦手なものやふつうのものを何回も見ることによって良い印象を持つこと。
これが、単純接触の効果です。
ザイアンスの実験
ザイアンスは単純接触の効果について、いろいろ実験を行っています。
男性の顔写真を使った実験では、同じ顔でも、たくさんその顔を見た人ほど、その顔を好きになる傾向がありました。
他にも、単純接触の効果について実験を行っていました。
単純接触の効果と言えばザイアンス、と言われることも多いので、単純接触の効果イコールザイアンスと覚えるといいですね。
単純接触の効果を応用して恋愛に使う
単純接触の効果は、即効性はなく、だんだんと積み上げていくものです。
もし、あなたに好きな人がいるなら、何回も会うといいですね。
学校や会社が同じなら、一日に何回も好きな人と会うことができます。
そうなれば、単純接触の効果も簡単にできますね。
最初は好きな人に知り合いとしか見られていなくても、単純接触の効果を使えばだんだん好きにさせることができます。
ただ会うだけでも単純接触の効果になりますが、軽いあいさつをすると好きな人が振り向きやすくなりますよ。
・「おはよう」
・「こんにちは」
・「調子はどう?」
など、ふつうに話し掛けることをオススメします。
まとめ・単純接触の効果
単純接触の効果は、ザイアンスの論文「単純接触が態度に与える効果」によって、広く知られるようになりました。
ザイアンスは単純接触の効果について、いろいろな実験を行っています。
単純接触の効果を応用すれば、恋愛にも使うことができますよ。