恋人と聞くとカップルになる前から仲が良かったと思いやすいが、そうとばかりは言えない。
・「第一印象は良くなかった」
・「付き合うことになるとは、まったく思っていなかった」
などというカップルたちも少なくないもの。
なぜ、本人たちが予想していなかったカップルが作られるのだろうか?
今回は、嫌われてから好きに変化する方法を説明していく。
こんな人にオススメ!
・好きな人に嫌われている
・最近恋人が冷たくなった
・嫌いだと言われたけど諦めたくない
嫌いから好きに変わる
恋愛では、本人たちが満足していない人とでも恋人になることができる。
「私はなんでこの人を好きになったんだろう?」と思う人も少なくない。
だが、全ての嫌いな人が恋人という関係になれるものでもない。
理由は嫌いな人のほうが印象が変化したときの気持ちが大きいからだ。
誰かを嫌いと感じたとき、自分の心の中にある相手の評価は最低ラインになっている。
嫌いな相手だと、その人の長所でさえ悪く思ってしまう。
「もう、あの人の顔は見たくない!」
「あの人はなんでああいう性格なの!?」
こんなことを考えることも多い。
だが、その最低ラインのときに、何かのきっかけで相手の良いところがわかると、好意的に捉えられ感情がより強くなるのだ。
嫌いと好きの例
「〇〇さんはいつも怒っているから怖い人だと思っていたら、意外と優しいところがあった」
「いつも無表情な人で喋りにくいだったけど、実際に会話をしたら面白い人だった」
などという場合だと、相手に対する印象も大きく変わる。
もちろん、毎日ニコニコしている人にも魅了を感じるが、それだと揺れ幅が小さい。
そのような人だと、
「優しい人だ」
「面白い人だな」
としか感じられない。
いつも無表情な男性が男友達と楽しく会話をしているところを見たら、意外とは思うが、嫌悪感を感じる人はいない。
0からの地点ではなくマイナスからの出発なため、そのぶん差も大きいのだ。
その大きなイメージ転換が、好きに変わっていく。
いわゆる、ギャップだ。
「嫌い」が「好き」に変化したのは相手が変わったのではなく、自分が相手に対する感情が変化したからなのだ。
これを心理学では、好意の獲得――損失効果と言う。
認知的不協和理論を恋愛に使う
認知的不協和理論を恋愛に利用する方法がある。
認知的不協和理論を簡単に説明すると、矛盾する二つのことが起きて不快な気持ちになったとき、どちらかを消して自分を納得しようとすることだ。
好きな人に本やCDを貸してほしいと頼んだり、作業を一緒に手伝ってもらえないかとお願いしたりする。
相手のことが嫌いだと、そのお願いや頼み事は引き受けない。
しかし、特に嫌いではなかったり、相手から強引に頼まれてしまうとお願いをきくことになる。
お願いを何度か受け入れてもらっている間に、相手は「なぜ自分はこうも〇〇さんの頼み事を聞いているのだろう?」という疑問を持ち始める。
大半の人は少し考えた後、自分の親切を「好きだから手伝っているのだ」と勘違いしてしまうのだ。
ネガティブな感情は頼み事をすることで、ポジティブな恋愛に発展させることができる。
普通にアプローチしてきたが、なかなか好きな異性に振り向いてもらえない方は何度かお願い事をしてみるといい。
まとめ
認知的不協和理論とは、矛盾する二つのことが起きて不快な気持ちになったとき、どちらかを消して自分を納得しようとすること。
認知的不協和理論を上手く利用すれば、恋愛的に相手を納得させることができる。恋人でも、すべてのカップルが最初から好意を持っていたとは言えない。
好意の獲得――損失効果とは、人は最初に感じた好意よりも最初の評価が低くて、途中から好意を感じた人のほうが好きになることだ。
嫌いが好きに変化したのは相手が変わったのではなく、自分が相手に対する感情が変化したから。
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