影が薄くてすごい人には見えない人が、なにかの拍子で会社の上司の息子だったと判明した瞬間、いきなり、
「すごい人だ」
と思うときはないだろうか。
このイメージの変化を利用すると、自分の評価を上げることができるのだ。
今回は、ハロー効果について説明していく。
ハロー効果とは
先ほどにも紹介したが、このようなことを心理学では、ハロー効果という。
学歴や地位、家柄など、本人と少し関係がある情報だけで、本人がすごい人のように見えてくることだ。
情報だけではない。
ブランド物を身に付けていたり、高価な装飾品を持っていたりする人を見かけると、その人がすごい人に見えてしまう。
このようなことも、ハロー効果が適応されている。
日本人にはブランド物をとても好んでいる人が大勢いるが、その理由は、
「ブランド品が好みだ」
という心理ももちろんあるが、
「周囲の人間に高い評価をもらいたい」
という願いもあるのだろう。
心理学者の実験
アメリカの心理学者シンガーは、40人の教授に女子学生の写真を見せ、容姿の魅力について評価をしてもらった。
すると、美人だと評価を受けた女子学生ほど、成績の評価も良かった。
つまり、容姿だけでひいきされていたということ。
外見の良さがその人の能力も高く見せていたわけだ。
ハロー効果を利用する
もしあなたが上司や同僚からの評価を上げたかったら、まずは見た目を良くするといいかもしれない。
見栄を張る、ごまかすなどのことは意味がないが、自分を高く見せるために髪を整えたり、装飾品に気を付けることなどは大切なこと。
「高く見られたい」
「好意を持ってほしい」
などの心理は、人間関係を良くするための基本でもあるのだ。
まとめ・心理学のハロー効果は自分を高く見せるために必要
・ハロー効果とは、学歴や地位、家柄など、本人と少し関係がある情報だけで、本人がすごい人のように見えてくること。
・ハロー効果を利用して、上司や同僚からの評価を上げられる。