あなたは自分自身のことや現在の心理状態を、どれぐらいはっきりわかっているのだろうか。
この疑問を自分一人だけで解決する方法がある。
それが題名にも書いてある、20答法というものだ。
20答法とはアメリカの心理学者、クーニーとマックパーランドが考えた。
今回は、20答法のやり方を説明していく。
20答法を使う
まずは何でもいいので、紙を用意する。もちろん、インターネットについているメモ帳などでも構わない。
そして、シャーペンや鉛筆、ボールペンなどで、
「私は……」
で、始まる短い文章を20個、書いていく。
「私は男性だ」
「私は○○歳だ」…など
このように、自分でも他人でも誰でもわかる簡単なことでもいい。
制限時間は約5分。
これは、回答がいろいろあるようなあいまいな質問をして、それに対する答えで深層心理を探ろうとする心理学の一つだ。
これに答えていくと最初の方は自分の性別や年齢、住んでいる場所などの変えるのが難しい表面上のことが上がってくる。
だが、だんだん答えを書いていくと今までどのように生きてきたのか、自分の本当の性格など本来の自分自身が紙に出てくるのだ。
例えば、
「私は○○さんにとても苛立ちを感じている」
「私は今まで親に期待されていた」
「私は新しい職に就こうか悩んでいる」
などのようなこと。
そして最後に近づいていくと、普段は抑えていて意識していない欲求や悩みなど、無意識に近い、
「私」
が出てくる。
本来なら、言葉にはできないような心の奥にある本当の自分自身の心理状態が、やっと紙の上に出てくるのだ。
例
「私は本当は短気な性格だ」
「私は小指を曲げる癖がある」
このように、自分で書いていくと自分自身でも気づかなかった、想像もできない欲求や心の奥底で思っている声が、わかるかもしれない。
悪いところを改善する
自分のことがどんどんわかってくると、悪いところが必ずでてくる。
自分の短所は本人にはわかっているつもりでも、意外とわからないところがある。
それが、自分でわかったのなら、短所を改善するいい機会だ。
この20答法をきっかけに、自分の短所を直してみよう。
まとめ
・自分自身について詳しくわからないなら20答法がオススメ。
・20答法は、心理学者のクーニーとマックパーランドが考えた。
・短所がわかったら、自分の悪いところを改善してみる。