
嫉妬、という言葉を聞くとまるでドロドロとしていて、響きがよくない言葉のように聞こえるが、実は恋愛に嫉妬心は必要なのだ。
人は恋人ができると、必ず独占欲や排他性といった感情が付いて回り、それが増幅すると嫉妬を感じる。
つまり、嫉妬はそれほど醜い感情ではなく、相手に愛情を感じると嫉妬がセットで付いてくるようになるのだ。
今回は、カップルたちの嫉妬について説明していく。
心理学者の調査
ある心理学者が、カップルの男女たちに嫉妬心に関する調査を開始した。
その七年後、同じカップルの追跡調査をしたところ、七年前に嫉妬心が強力だったカップルのほうが、結婚に至った確率が高いという結果が出た。
この結果を見ると、やはり嫉妬は愛のために必要な感情とも言えることだろう。
だが、いつもいつも嫉妬に振り回されているのは、息苦しいものだ。
もし、相手に浮気をしていそうな雰囲気などがあり、嫉妬を感じたら、どのように対応するのがベストなのだろうか。
嫉妬をストレートに表す
一番効果があり、相手に対して響く対応は、怒りと悲しみで嫉妬をストレートに表すことだ。
人によっては、嫉妬を感じてもその感情を抑えて、
「時間が立てば自分のところに戻ってくるはず。泣いたりしたらみっともない」
と我慢する人もいるが、その方法だと反対に相手がつけ上がってしまい、逆効果になる可能性もある。
我慢をして悲しい思いをするよりも、
「浮気されてすごくショックだ、相手をとても愛しているのに傷ついた、悲しい」
という気持ちを、まっすぐに表現したほうがいいだろう。
怒りだけだと、相手の行動を抑えることができるが、その感情だけでは恐怖心をあおるだけにしかならない。
だが、悲しい気持ちをぶつけると、
「こんなに自分を愛してくれる人に、ひどいことをしてしまった」
と反省をさせることができ、自ら行動を咎めることができるようになるのだ。
まとめ
嫉妬とは、価値がある対象を失うことを恐れ、ネガティブに考えてしまうことだ。相手に愛情を感じると、自然に嫉妬も付いてくる。
浮気をされたときは、我慢するよりも怒りと悲しみで嫉妬をストレートに表す方がいい。