例え、とても仲良しで幸せそうなカップルでも、感情的な行き違いやケンカは必ず起こるものだ。
長期間付き合っているのに、ケンカをしないカップルはまずいないだろう。
だが中には、恋人に対して不満を抱えているのに、ケンカを恐れて不満を心の中に閉じ込めて抑えつけては、かえってマイナスな関係になってしまう。
ケンカを避けてばかりでは、お互いの精神的距離を近づけることができず、溝がどんどんと深まってしまうからだ。
今回は、カップルの仲直りについて説明していく。
こんな人にオススメ!
・彼氏とケンカをして気まずい
・自分が悪いけど素直に謝れない
・男性の心変わりが怖い
・謝りたいけど恥ずかしい
恋人同士のケンカ
恋人とのケンカばかりを回避しようとする人がいるが、回避する方法を考えるだけではいつまでたっても深い関係になれない。
避ける方法を考えるだけではなく、どうすれば簡単に仲直りができるのかを知っておくことが賢明だ。
心理学者の調査
恋人同士についてのある心理学者の調査によると、ケンカの後にもっとも必要なのは、相互作用の中身だということがわかった。
相互作用とは、相手とのやり取りから生じる影響のことだ。
ケンカの後、上手に仲直りをしているカップルはすぐ恋人に思いやりや優しさを表す態度を出して、前向きな相互作用を積極的にしている。
前向きな相互作用とは相手のことを誉めたり、微笑みを見せたり、触れたりするなどの好意を表す行為のこと。
反対に否定的な相互作用とは、相手の意見に反対をしたり皮肉や嫌味を返す、相手を屈辱するようなことを多く言う、などのようなことだ。
仲直りがうまく出来ているラブラブカップルは、否定的なカップルに比べて5対1の割合で、否定的な相互作用より前向きな相互作用が多く見られた。
負けるが勝ち、ということだろう。
自分から謝ると、相手も罪悪感を感じて、
「自分も悪かった」
と、謝ってくれるだろう。
思いやりや優しさ
ケンカをした後は自分も腹が立っていて、相手に優しくするのはなかなか難しい。
だが、本来の対立理由よりも、その後の態度で別れに至ってしまう可能性も少なくない。
意見の違いはすぐには変えられないものだが、思いやりを持って接することで、本当に大切なものは失わないようにしたいものだ。
ケンカのあとは、お互いに前向きな相互作用を積極的に行おう。
カップルがケンカ
お互いの恋が実り初めたときは相手のすべてどころか、相手の短所さえも愛おしく見える。
だが、ある程度時間が立つと、とても仲のよいカップルでも相手に不満を持ったり、ケンカはするもの。
そのときどのような対処法をするかによって、その後別れになるか、ますます絆を深めることができるか、大きく道は別れる。
お互いの考えに違いが出たり、相手に違和感を感じたときというのは、相手をより深く理解するチャンスでもある。
今まで知らなかった裏の顔を知ることで、お互いにの心理的距離を縮めることができるからだ。
だが、考え方の違いがそのまま怒りになってしまい、感情的な口論となったり、お互いに冷たい状態になってばかりでは親密になることが難しい。
だが、ケンカをしている瞬間は目の前のことだけしか考えられず、自分の願いや感情ばかりしか頭が回らないだろう。
その理由は、愛している人であればあるほど、
「考え方が同じになりたい。自分のことを全部知ってほしい」
という心理が強くなるから。
自分の意見や心理状態を好きな相手に理解されないと、人は怒りを感じ不安になってしまう。
そういうときに間違いが多いのが、その感情の表現の仕方だ。
怒りのあまりに性格を批判したり、最低なことだと外見的なことをバカにしたりして、相手を傷つけてしまう人がいるが、これでは一時的な感情の発散にしているにすぎない。
ケンカをしているときに話し合いをするという行動も非常に重要なことだが、自分の意見だけになりすぎてお互いの心理を分かり合えないのでは意味がないのだ。
相手に本当の自分を理解してほしいなら、自分のどこが不満だったのか、自分はどういうふうに考えているのかを、しっかりと言葉で伝えることがもっとも大切。
上手に言えなくても、相手に理解してもらおうと、心を込めて説明する姿勢が重要だ。
だが、話し合いを続けていくうちに、
「だいたいおまえはそういう所がダメなんだ」
などと、相手のすべてを否定する言い方にならないように気をつけよう。
まとめ
・相互作用とは相手とのやりとりから生じる影響のこと
・喧嘩の後は、相手に優しさなどの態度を出して前向きな相互作用を行うと上手に仲直りが出来る
・本来の対立理由よりも、その後の態度で亀裂を深めてしまうことが多い
・ケンカをしたときの対処で別れになるか、絆を深めることができるかが変わる
・お互いの考えに違いが出たりしたときは、相手をより深く理解するチャンスでもある
・ケンカをしたときは、自分のどこが不満だったのか、自分はどういうふうに考えているのかを、言葉で伝えることが大切