女性がお店に行き、物を買うときについつい目がついてしまうもの、バーゲンセール。
店のところどころに飾られている「SALE」や「20%OFF」などの広告を見ると、つい引き寄せられてしまう人も少なくともない。
その理由は、群集心理という影響が働いているからだ。
今回は、大勢の人に釣られる心理を説明していく。
群集心理とは
例えば、店を歩いているときに広告のポスターにつられて引き寄せられる人達がその商品を安く購入しているのを見て、
「私も買わないと損をする!」
と、とっさに頭のなかで考えてしまう。
このような心理のことを、群集心理という。
これが、
「限定10名様!」
「本日限り!」
などと時間について書いてあったのなら、その心理的影響はなおさら強くなる。
「今買わないと、後悔してしまう」
という気持ちがとっさに働いてしまい、
「私も買おう!」
となってしまうのだ。
たが、衝動買いしてみたはいいが、家へ帰って冷静になったら、特に必要のないものだった、ということもしばしばある。
これは、自分の考えよりも他人と同じ行動を取ることを優先してしまう同調行動も大きく関係しているからだ。
大勢の人が同じような行動をしているなかで、自分だけ違う行動をとるのは非常に難しくなる。
お店の心理学
この心理を利用した販売戦略は世の中にたくさんある。
興味を引くような話し方で人を集める実演販売や、
「先着10名に記念品プレゼント」
などの言葉で販売前に店頭に並ばせる方法などは、通りかかった人が同調行動を起こしやすい仕掛けになっているのだ。
同調行動に引っ掛からない方法
こうした広告や販売戦略に引っ掛かりやすい素直な性格の人は必ずいる。
必要のないものだけを買ってお金を無駄遣いしたくない人は、つねに、
「これは本当に欲しい物なのか」
を自分でしっかりと考えながら買う必要がある。
ほかの方法としては、前もって必要なものをメモに書いておき、それ以外の売り場や商品にはなるべく立ち寄らないようにするなどの工夫が必要だ。
そうすれば、衝動買いも少なくなっていくだろう。
まとめ
・店では、群集心理を利用して客に物を買わせている。
・同調行動とは、他人と同じような行動をすること。
・衝動買いをしたくないなら、冷静になって欲しい物を常に考えておくとよい。