前回の記事、「好き」か「愛してる」か見極める方法で「愛してる」を感じた異性がいたら、友達の関係をやめて恋人関係になりたいはずだ。
好きな人と『友達以上恋人未満』の関係はもやもやとした気持ちになり、誰だって嫌だろう。
叶うならば友人よりも恋人として好きな人と付き合いたい、と思う人の方が多いはず。では、どのように行動すればカップルの関係まで到達できるのだろうか。
今回は、脈なしから逆転できる、好きな人と何回も顔を合わせるのが有効な理由を説明していく。
●こんな人にオススメ!
・好きな人との心理的距離が遠い
・好きな人が同じ会社に勤めている
・好きな人とクラスが同じ
・好きな人を前にすると言葉がでない
・会話がヘタだから話さずに仲良くなりたい
会う回数を増やす
好きな異性と恋人関係になるためには、アメリカの心理学者ザイオンスが実験した単純接触の効果を利用するといい。
単純接触の効果とは、何回も顔を会わせる人には次第に好意を感じるようになる、という心理だ。
心理学者ザイオンスの実験
ザイオンスは10人の顔写真を事前に用意して、被験者たちに不規則な順番で見せていくという実験をした。
顔写真によって5回、10回、20回と見せる回数を変えたところ、明らかに多く見た顔写真の人に好意を感じることが確認できた。
つまり5回見せられた顔写真よりも、20回見せられた顔写真の方が好きになったのだ。
好きな人から好かれたいのなら、おどおどせずに自分から話しかけると相手は自分のことを知ってくれる。
5回、10回、20回と会う回数が増える度、好きな人は私たちに親近感を抱いてくれるのだ。
もし片想いをしている方がいたら、勇気を振り絞って好きな異性に話しかけてみよう。最初はうまく言葉がでないかもしれないが、次第に好きな異性はあなたのことを好きになってくれるはずだ。
熟知性の原則とは
先ほどの実験でもわかるように、顔を合わせる回数が多ければ多いほど、好意を持たれる確率が高くなる。同じようなことが、実際の人との対面でも行われたが、同じような結果が出た。
このことを心理学では、熟知性の原則という。
熟知性の原則はうまく理由すればプラスな方向に動くが、これは相手から自分の第一印象が嫌われていないことが前提になる。
初対面にマイナスなイメージを持たれた場合、反対に会えば会うほど嫌われる可能性が高くなってしまうのだ。
確かに嫌いな人の顔を何度も何度も見ると、どんどん嫌悪感が増してくる。
好きな人と何回も会うつもりなら、初対面の相手の反応を思い出してから実行しよう。
初対面で自分の体臭や口臭がきつかったら、第一印象が悪くなっている可能性が高い。
会う回数が低い場合
先ほどは会う回数が増えれば増えるほど好意的に思われるという実験だったが、反対の実験でも結果が出ている。
実験は、アメリカのフィラデルフィアに住んでいる5000組の恋人を対象に調べて、どれぐらい関係が続くを調べたものだ。
結果、3分の1が結婚を決めた段階でお互いに5ブロック以内の場所に住んでおり、また12%の恋人はすでに同居していた。
結婚を決めた男女はお互いに近い場所で暮らしている、ということが見てとれるだろう。
反対に、結婚中でも離れて住んでいた恋人ほど、結婚までの段階に辿り着く確率は少なくなっていた。つまり遠距離恋愛になってしまうと、恋人に対する愛情も冷めやすくなるのだ。
このことをボッサードの法則という。
恋人のことが本当に好きで結婚を考えているカップルは、なるべく近い土地で暮らすか同居をした方がいい。
まとめ
・単純接触の効果とは、何回も顔が会う人には好意を感じるようになる、という心理を証明した実験。
・アメリカの心理学者ザイオンスが実験した単純接触の効果を実験した。
・ボッサードの法則とは、顔を合わせる回数が低い遠距離恋愛だと相手に感じる愛情も覚めてしまいやすい、という心理。