最近、男性が女性の心理を傷つけたり、女性に暴力を犯したりするような事件が増えています。
このようなことをDV(ドメスティック・バイオレンス)と言いますが、恋人同士で起こるDVは社会的にとても深刻な問題です。
DVは英語でdomestic violenceと言います。
なぜ恋人同士の間では、DVが起きてしまうのでしょうか?
今回は、DVをする人とされる人の心理について説明します。
DVの種類
DVと聞くと、殴る・蹴るなどの身体的な暴力をイメージしますが、ほかにもDVと判断されるような行為はいくつかあります。
恋人が嫌がっているにも関わらず相手の体を無理やり触ったり、相手の性格や容姿を罵倒したりする心理的攻撃・脅しもDVです。
恋人のことを激しく罵倒したり、性格や容姿を否定するような言葉などで傷つける、恋人が大切にしている物を破壊したり、行動を制限・監視し続けるなどもそれにあたります。
ようは、相手の嫌がることをするのをDVというのですね。
ここ最近では、恋人同士の間でもデートDVといわれる被害が増えています。
デートDVとは、カップルの間で行われるDVのことです。
特に10代や20代などの、若いカップルに対して言われます。
身体的暴力
殴る、叩く、蹴る、噛む、物を投げてくる、刃物などで脅してくる、髪の毛を強く引っ張る、肩などを強く押す、など。
精神・心理的暴力
バカにする、わざと無視する、睨む、大きな声で怒鳴る、酷い言葉を言う、悪質な嫌がらせをする、恋人の大切な物を破壊する、酷い名称で呼ばれる、優しく接したり暴力をしたりして混乱させる、自分が悪いにも関わらず責任転嫁をする、など。
ほかにも、「言うことを聞かなければ殴るぞ!」と恋人を言葉で脅す。
DVがひどい場合は、加害者が暴力を犯しても、
「痛くないのに嘘をつくな!」
「そんなこと自分がやるはずがない」
などと無責任な言葉を言う。
他にも、「おまえって太っているな」など体に対して悪口を言うのも心理的暴力になります。
社会的遠隔
行動を常に監視する、同性との関わりを制限する、勝手に携帯メールを見る、など。
嫉妬ゆえに束縛するというパターンもあります。
経済的暴力
お金をせがむ、デート代を恋人に払わせる、お金を借りたのに返さない。
性的暴力
恋人が嫌がっているのにキスなどをする、避妊をしない、強制的に性的行為をする、など。
DVの調査
DVは男性が被害者になるパターンもありますが、女性が被害者になるほうが圧倒的に多いです。
2005年に内閣で行われた、「男女間における暴力に関する調査」によると、女性が恋人からDV被害を受けたことがある確率は13・5%。
そのうち、もっとも被害が多いのは20代で22・8%にものぼりました。
これらの調査からわかるのは、約4組はDVをされている女性がいるということです。
若い人ほど被害者は増えていて、未婚者間の暴力は年々増えているとみられています。
DVをする男性の心理
DVをする男性には似たような共通点があります。その共通点は、幼稚な独占欲が強いことです。
嫉妬をしやすい彼氏、というわけですね。
恋人や妻が自分以外の男性と話していたり、自分が知らないことを勝手にすることが許せない、という性格です。
少しの嫉妬ならかわいいものですが、嫉妬が多くなるとDVも受けやすくなります。
アメリカでもDV被害の調査が行われています。
その調査も独占欲が高くなると、暴力に向かう危険性も高くなるという結果になりました。
DVをする男性は、初対面の頃から怖いというイメージがありますが、実際はその反対です。
最初は相手に優しく接するのが、DVをする男性です。
働いていても時間が空いたときはこまめに連絡をくれて、女性からメールを送るとすぐに返信が返ってきます。
ここまで優しくされると、この男性がDVをするとは思いませんよね。
今まで優しくされていた分、途中から男性に束縛するような行動をされても、女性は、「自分が愛されているから、このような行動をするのだ」と思います。
束縛が続くと、男性の嫉妬はだんだん酷いものとなり、ついにはDVに及んでしまうのです。
自分の恋人が嫉妬深い性格なら、その嫉妬を愛おしく思うかどうか、見極めが必要です。
あまりにも嫉妬深いなら、別れることも大切になります。
女性がDV男に依存
DV男と付き合ったことがない人から見たら、「そんな人と付き合わなければいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
ですが、DVを行う人には少しの優しさが表面上に出ており、被害者はそこに依存しています。
「彼はとても怒っているけど、しばらくすればいつもの姿にもどってくれる」という心理になっているのです。
誰かに相談する
DVの被害にあっている女性は「このままじゃいけない」と危機感を抱いていますが、彼氏に依存している状態なので、「これは仕方のないことなんだ」と諦めているパターンが非常に多いです。
本当な一人で悩むよりも誰かに相談した方がいいのですが、女性は「迷惑をかけたくない」「彼氏がああいう性格なのは寂しいからだ」という思いで、誰かに相談することすら難しい状況に陥っています。
誰でも一度は、こうやって自分を納得させたことがあるのではないでしょうか?
彼氏を傷つけさせたくないゆえに、あなたは無理やり納得させているかもしれません。
しかし、あなたが「どうしてこんなことをするの?」「やっぱり私が悪いんだ……」「でも、彼氏は好きっていってくれるのに」と真剣に悩んでいる今こそ、誰かに相談するべきなのです。
相談できる人は少ないように見えますが、実はあなたの想像以上に多くの人がいます。
友達、同僚、親、兄弟、親戚、もう少し範囲を広げるなら相談所、インターネット、Twitterの知り合いです。
この中の誰でもいいので、一度、誰かに相談してみてください。
相談すると客観的な意見を聞けることもできますが、それ以上に、誰かに話すことによって自分の気持ちが整理できます。
あなたが今までずっと悩み続けた「上手くいくのかな……」「このままじゃいけないのは分かってるのに……」という気持ちを、整理整頓できるのです。
相談は良いことずくめなので、気持ちが落ち着いたら、ぜひ誰かに相談するといいですね。
誰に相談するか
先ほど、誰でもいいので、一度、誰かに相談してみてくださいと言いましたが、関係によっては相談しにくい人もいますよね。
特に、上司は仕事関係の人で、なおかつ目上の人なので、一番相談しにくいと思います。
インターネット上の知り合いでも、会ったことある人なら相談しやしいですが、会ったことのない人には相談しにくいですよね。
そのため、ベタですが、相談するなら親、もしくは一番仲のいい友達に相談してみてください。
できれば親に相談するのがオススメですが、「親に相談するのはちょっと……」という方は、友達でも構いません。
注意してほしいのは、友達に相談する場合、信頼できて、話を真剣に聞いてくれる友達に相談してください。
悲しいことですが、女性というのは噂が好きなため、悪い友達に相談してしまった場合、あなたのプライバシーが回りに広がってしまう危険性があります。
反対に、親に相談してもこのリスクがないため、親に相談するというのは一番良いことなんです。
ですが、「まったく相談できる人がいない」という人がいます。
親が頼りにならなかったり、友達を完全に信用できないということもありますよね。
その場合は、心理学の本やノウハウなどを見るのがオススメです。
このようなものは、心理学を専門で学んできた方が執筆しているので信頼性が高いんですね。
加えて、いろいろな被害に遭った人との会話が多いので、分かりやすく親切にあなたの現状を教えてくれます。
「身近な人には迷惑かけたくない」と思う方は、ノウハウを参考にするといいですね。
⇒■ 魔女の条件 ■ 愛する人の心を思いのままに操る方法 これを知れば男ゴコロを虜にできる! 数え切れないほどのイイ男を狂わせてきた モテ女王”藤咲あやか”の魔性の女育成講座 小悪魔な女になる方法
まとめ
DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、恋人を悪く言ったり、酷い行いをすることです。
デートDVとは、恋人同士の間でのDVのこと。主に、若いカップルに向けて言われます。
DVと認められる行為は身体的な暴力だけではなく、性的なことへの脅しや、言葉や行動による心理的攻撃・脅迫も、DVとなります。
DVをしてしまう男性は、幼稚な独占欲が強いです。
⇒■ 魔女の条件 ■ 愛する人の心を思いのままに操る方法 これを知れば男ゴコロを虜にできる! 数え切れないほどのイイ男を狂わせてきた モテ女王”藤咲あやか”の魔性の女育成講座 小悪魔な女になる方法