さりげないボディタッチには、恋人同士の仲をとても親密にさせる効果がある。
男性の半数以上は、ボディタッチをされると嬉しいと感じる人が多い。
むしろ、男性は女性に触れたいとも思っているし、触られたいとも思っている。
心理学の実験では、身体的接触の効果が意外なほど大きいということが明らかになっている。
今回は、ボディタッチの効果と使い方を紹介していく。
心理学の実験
心理学の実験で、ある大学の図書館の女性司書に、本を借りに来た男子生徒の手にさりげなく触れてもらうように頼んだ。
そして、女性司書に手を触れられた男子学生を出口で止めさせて、そのことについて尋ねたのだが、だいたいの学生は触れられたことを覚えていなかった。
だが、次に触れた女性司書の印象を聞くと、触れられた男子学生は、触れられなかった男子学生より女性司書に好意を持っていることが判明した。
身体的接触は、自分の意識とは関係なく働きかけて、相手への印象を形作る力があったのだ。
男性の気持ち
なぜ、男性は女性からのボディタッチを嬉しく感じるのだろうか。
それは、男性のほうが女性よりも人と触れ合う機会が少ないのに、心の奥底では人と触れ合いたいと思っているから。
男性と女性の体の作りは同じではなく、女性の方が女性ホルモンの分泌により柔らかい体になっている。
男性から見れば女性の体は、自分とは違うものに感じて、柔らかい肌に触れるという感覚は非日常の感覚なのだ。
恋人同士のボディタッチ
男性も女性も、付き合いたてのころはお互いに手を繋いだり、抱きしめ合ったりする接触を頻繁にしている。
だが、恋愛期間が長くなるにつれて付き合いたての情熱が薄れていき、だんだんと触れあわなくなっていってしまう。
とくに男性にはそれがよくあることで、最初は進んで手を繋いだり肩を抱くなどのボディタッチをしていても、結婚してからは、妻からの接触のほうが多くなる。
このことについて、男性は、
「もっと親密になりたい」
という気持ちがあるから接触する回数が多いのに対し、女性は親密になった人との接触を求めるから。
だが、いつまでもずっとラブラブカップルでいたいのなら、身体的接触も変わらず続けるのが秘訣だ。
身体的接触にはセクシーな意味合いだけではなく、情を通わせ、二人の安心感をもたらす効果もあるので、お互いの親密さもさらに深めることが可能である。
まとめ
・身体的接触とは、ボディタッチのこと。
・恋愛期間が長くなるにつれ、身体的接触が減っていく。
・男性の場合、最初は接触する回数が多いのに対し、女性は親密になった人との接触を求める。