人ならば不幸な結婚をするよりも、幸せな結婚をしたいと思う人が多いだろう。
結婚と聞くと、パートナーと幸せな生活が永遠に続いて、相手の親とも良好な関係を築ける、という幸せな言葉にも聞こえる。
しかし、理想と現実は違うようだ。
今回は、結婚相手の態度について説明していく。
結婚したパートナーの態度
「結婚するまでは、とても優しかったのに、結婚したらガラッと変わった」
結婚をすると、結婚相手へのそんな不満を口にする人は男女問わず少なくない。
デートやプレゼントをまったくしてくれないケチな夫、手の込んだ料理や日常のお化粧などに時間を使わなくなった怠け者の妻…。
「まさかこんな人だったなんて思わなかった!」
と相手の人柄にガッカリしたり、
「結婚なんてしなければよかった」
と過去の自分を嘆いてみたり。
どうも結婚はバラ色の生活をおくれる、とばかりは言えないようだ。
どうして結婚をすると、人が変わったような性格になる人が多いのだろうか。
それは、交換理論的な発想で態度を決める人が多いからだ。
交換理論とは
通常、自分のお金や時間などは、自分のために使うもの。
それを異性のためにお金を使ったり、デートに時間を割いたり、いろいろ手間暇かけたりするのは、すべてその異性を自分の手に入れるのが目的だからだ。
相手にお金や時間を投資しているように見えて、じつは自分の目的のための投資になっている。
交換理論で説明すれば、もう自分のものになった対象に、それ以上の投資をする必要はない。
手に入ったのに投資をするのはムダだと判断される。
そのため、結婚相手には、それ以上の、
「いい顔」
は見せなくなるのだ。
結婚後に変わったのは、相手ではなく、相手にとっての自分の立場。
恋人のときは大切にされていたのが、もう投資をして、手に入れようとされる立場ではなくなったということなのだ。
もし、いつまでも恋人同士のようにラブラブな関係でいたいなら、簡単に相手の手に落ちず、求め続けてもらえる関係を保つしかない。
まとめ
・結婚相手の性格が変わるのは相手から見た自分の立場が変化したから。
・一生、恋人同士のような関係でいたいなら、相手に求め続けてもらえる関係を保つ。