恐妻家の男性はなぜ別れないの?
恋愛中の恋人や妻にまったく頭が上がらず、パートナーの前では小さくなっているという恐妻家の男性は意外と多いです。
恋人や妻の愚痴ばかり言っている男性もいます。
そんなに愚痴を言うくらいなら別れてしまえばいいのにと思ってしまうこともあるでしょう。
恐妻家の男性はなぜ別れないのでしょうか。
現状に慣れてしまっている
周りから見ると妻にこき使われていて可哀そうと思えても、意外と本人は辛いと思っていないことがあります。
恋愛中から常にそういう関係だと、現在の状況が当たり前になります。
家事を全部押し付けられても、それが当たり前になると難なくこなせるようになっていたりします。
また、彼女が怒っていても恋愛している時からそういうことが多いと、「ああ、またか。」という程度で何とも思わないこともあります。
それが当たり前の状態であれば、別れるという結論には至らないのでしょう。
ぐいぐい引っ張っていくのが苦手
男性といっても様々なタイプがいるので、俺についてこいというリーダータイプもいれば人に従う方が楽というタイプもいます。
リーダータイプであれば、恋愛でも結婚でも気の強い女性とは合いません。
何かガミガミ言われたら、ブチ切れて即刻離婚ということになってしまいます。
しかし、従う方が楽というタイプの男性であれば、気が強い女性との恋愛や結婚の相性はぴったりです。
自分で考えて行動するよりも、あれこれ指示された方が生きやすいと感じていたりします。
今の状況に満足しているといえます。
怖くて別れると言い出せない
恋人や妻と別れたいと思っていても、怒られたり感情的に責められるのが嫌で言い出せないという男性もいます。
恋愛が始まったばかりの頃から口論になると必ず言い負かされていたという場合、最初から口論することを諦めてしまいます。
気が弱くて何があっても我慢してしまうタイプの男性です。
相手の方から離婚を切り出してくれれば喜んで応じますが、自分からは言い出せません。
恋愛でも結婚でも修羅場になることを恐れ、ついつい結論を先送りにしてしまうのです。
本当は恐妻家ではない
恐妻家に見える男性の中には、実際は恐妻家ではないという人もいます。
女性の尻に敷かれているように見えて、実はイニシアティブを取っているのは男性の方という場合です。
外から見える夫婦像と実際の夫婦の関係が、違っていることはよくあります。
恋人や妻の愚痴を言う男性は、社交辞令的な意味で言っていることも多いです。
欧米などでは自分の妻を褒めますが、日本ではあまり一般的ではありません。
どちらかというと謙遜するので、愚痴を言い合っているような感じになります。
コミュニケーションの一つといえるでしょう。
「うちの妻は優しい。」なんて言ったら「わざわざ自慢すること?」と思われてしまいます。
また、自分の弱い部分をさらけ出すことは共感を得やすいので、人間関係を円滑にしたり仕事をやりやすくするという効果があります。
恋愛中の恋人や結婚してから妻の尻に敷かれているというエピソードは深刻になり過ぎず笑えますし、自分の弱さを見せるのにうってつけなのです。
虐げられすぎて正常な判断力を失っている
DVというと女性が男性から受けるイメージがありますが、近年は女性からのDVに悩む男性も増えています。
恋愛関係や夫婦関係にあるパートナーから罵詈雑言を浴びせられたり、殴られたり蹴られるといった身体的な暴力を受けたりしている人もいます。
そういった精神的・身体的DVにさらされ続けていると、正常な判断ができなくなってしまいます。
自分に対して自信をなくし、自分が相手の言うことをできないのが悪いと思い込んでいることもあります。
まだ結婚していない恋愛段階であればすぐに逃げ出せそうですが、逃げるという発想さえなくなっているのです。
ただその場をやり過ごせればいいと思っています。
彼女のことが好き
惚れた弱みで別れられないという男性もいます。
彼女は気が強い女性だけれど、そこが好きということもあります。
心から愛しているという場合、もちろん別れたいとは思いません。
虐げられているように見えて、実は恋愛関係や結婚生活を楽しんでいるのです。