女性が化粧をすることは、女性にとっては当たり前の身だしなみと言っていいでしょう。
化粧をすることを「マナー」と考えている女性も少なくありません。
ところが、男性の中には化粧する女性を嫌う人もいます。
では、なぜ女性の化粧を嫌う男性がいるのでしょうか?
今回は、男性が化粧する女性を嫌う5つの理由を説明します。
素顔とのギャップに幻滅することがあるから
男性が化粧する女性を嫌うようになる原因で多いのが、化粧をしたときと素顔とのギャップです。
たとえば、男性が職場の同僚に恋をして、告白、「OK」の返事をもらったとしましょう。
最高に幸せな気持ちで交際がスタートし、初めてのお泊りデートということになったとします。
その朝、彼女のすっぴんを見て、「えっ、これが彼女の素顔?ふだんとは別人みたいだ」と思い、幻滅してしまうケースが少なくありません。
ひとことで言うと、男性は「だまされた」と感じてしまうのです。
特に化粧上手な女性、ふだん濃い目の化粧をしている女性は、すっぴんを見せることで男性を幻滅させてしまいがちなのです。
そうした経験が一度でもあると、男性は化粧に「化ける」というイメージを強く持ち、「化粧にだまされないようにしよう」という警戒心を抱き、その結果、化粧をしている女性を嫌うようになると考えていいでしょう。
素肌がきれいなのにもったいないから
彼女のすっぴんを見ても、男性が幻滅しないケースももちろんあります。
幻滅するどころか、逆に「すっぴんのほうがむしろきれい」と感じるケースも少なくありません。
彼女やパートナー、あるいは好きな人の素顔を見た時、そのように感じると、男性はその相手の女性の化粧を嫌うようになるのです。
そこには、「素顔があんなにきれいなのに、化粧をするなんてもったいない」という心理があると考えていいでしょう。
女性は男性に比べて、もともと肌のきめが細かいものですから、多くの男性は女性が考えるよりも女性のすっぴんに心惹かれるものなのです。
また、男性には「化粧品の成分が肌に悪い影響を与えるのではないか」というイメージを持つ人が少なくありません。
素顔のほうがずっときれいなのにも関わらず、化粧をしてわざわざ肌を痛めることが理解できないという男性は意外に多いものです。
女性の肌のきめ細かさを魅力的と感じる男性は、化粧をもったいないと考え化粧を嫌うということになるのです。
化粧品の匂いが嫌いだから
女性は若いころから毎日のように化粧をし続けていますから、化粧品の香りには慣れっこになっているものです。
また、化粧品の香りを好ましいと感じるのが、ごく当たり前の女性心理と言っていいでしょう。
しかし、男性はそうではありません。
これは好みの問題ですから、すべての男性がそうというわけではありませんが、「化粧品のあの匂いがイヤ」と感じている男性は意外に多いものなのです。
「デパートに入ると、たいてい1階に化粧品売り場があるけど、あの売り場を通る時に、あの強い化粧品の匂いを嗅ぐと嫌な気分になる」という男性が、実際に少なくありません。
香りや匂いに対する好悪の感情は生理的なものですから、このケースでは、男性は生理的理由で化粧する女性を嫌うということになるでしょう。
生理的に嫌いなために、その香りに馴れるということもなかなかありません。
キスをした時に化粧品が口に入るのがイヤだから
これは、やや神経質なタイプの男性にありがちなのですが、キスをした時、彼女やパートナーの化粧品の成分が自分の口に入ることがイヤという理由で化粧する女性を嫌うというケースもあります。
昔ならばいざ知らず、現在市販されている化粧品は、安全面もきちんとしていますから体に入って毒という成分はほとんどないと考えていいでしょう。
実際に、ほとんどの女性が化粧をほぼ毎日、長年続けているにも関わらず、寿命は男性よりも長いのですから化粧品に健康を害する成分があるとは、まず考えられません。
しかし、神経質な男性は「何かよくない成分が含まれているのでは」と邪推し、化粧している女性とキスをすることに抵抗感を覚えてしまうのです。
グロスやリップの成分はもちろん、たとえば女性の頬にキスをする時でも、そこに塗られているであろう化粧品の成分を考えて、「イヤだな」と感じてしまう男性もいます。
化粧が服を汚してしまうこともあるから
満員電車で近くにいる女性の化粧が、シャツについてしまったという経験がある男性は「服を汚すことがあるから化粧はイヤ」と考えるようになります。
たとえば、サラリーマンのワイシャツに女性の口紅がついてしまうと、やっかいなことになりかねません。
それが出勤時の電車であれば出勤後に同僚にひやかされたり、得意先を訪問する仕事であれば仕事上にも支障が出かねません。
新しいシャツを買って着替えざるをえないというケースもあるでしょう。
妻帯者なら、その口紅がもとで奥さんとケンカになるということもありえます。
服に着いた口紅などはなかなか落としにくいものですから、多くの男性がそのことによって不快な思いをしてしまうわけです。
こうした「被害」を受けた経験から、化粧をする女性を嫌うようになる男性もいるのです。