
集中力を育てていく方法
好きなテレビを見ていたり、好きな本を読んでいる時の子供の集中力はすごく、親の声はほとんど耳に入っていません。
このように楽しいことをしている時は子供に限らず、大人も集中力が高くなります。
要は、"楽しい"と感じる瞬間を増やしてあげることで、集中力が育っていくのです。
集中力をのばそうと思うときは、親が集中して欲しいことをやらせるよりは、本人の興味があることから取り掛かる方が効果的です。
小さいお子さんであれば、音の鳴る玩具やボール遊び、絵本といったもので、小学生低学年では好きなアニメや玩具、パズルなど、世代・個人差に合わせて一緒に遊んだり話をすることで"集中力"というものが育っていきます。
これらの"楽しい"と感じる集中力のトレーニングは同時にリラックス効果もあります。
身体と気持ちがリラックスすることで、苦手としていることや興味のないことにも取り組もうという気持ちがうまれてきます。
ここで親の出来ることは、苦手なこと興味のないこと(勉強など)に取り組んでいる時に集中力が切れても、責めない・叱らない、そして"楽しい"要素をつけ足してあげることです。
少しでも集中できたことを褒めることから始め、集中が途切れても無理をさせず、気持ちの切り替えがスムーズに出来るようにサポートしてあげましょう。
このような動作を繰り返しているうちに、達成感が嬉しい・楽しいといった感情につながり、どんどん集中力が育っていくこととなります。
集中できる環境を整える
子供の集中力が続かないのは、周りの環境が影響している場合もあります。
今取り組もうとしていること以外のものに興味がうつってしまう、音や光などの刺激です。
このような要因は、親が排除してあげる必要があります。
何でもない日常生活の音が集中力の妨げとなっていることもあるので、子供に寄り添った環境づくりを心掛け、集中力アップに加担してあげてください。
生活リズムが整えば集中力アップ⁉
子供の集中力が続かない原因の一つに、生活リズムの乱れが関係していると言われています。
中でも一番影響があるとされているのが、睡眠不足です。
これは子供のみならず大人にも言えることで、睡眠不足が脳の働きの効率を落とし、集中力が続かないといった状況を作り出してしまうのです。
子供の集中力を育てるには、まず睡眠不足に陥らない生活リズムのペースを誘導してあげることです。
習いごとをいくつも掛け持ちしていて、どうしても寝る時間が遅くなる家庭もあるかもしれませんが、ゲーム機器で夜遅くまで遊んでいる・休日はテレビを遅くまで観ているといった理由で寝る時間が遅くなるのは、親の管理不足です。
とは言え、無理強いをしたり取り上げたりしていると、睡眠不足や集中力がない以外の問題が出てきてしまうかもしれません。
一日のうちにやらなくてはいけないこと、自分がやりたいことを整理して話し合い、子供の意見を中心に生活リズムが整う様にアドバイスする必要があります。
生活リズムを整え、寝る時間を決め睡眠時間を確保するだけで、集中力はグンと上がります。
午後9時から10時には就寝することをお勧めします。
朝ごはんがキーポイント
睡眠を十分にとった脳に、効果的な食材を取り入れた朝ごはんで身体を刺激をすると、脳の働きが活発になり体中がイキイキとしてきます。
朝一番のごはんは、一日の集中力に大きな影響を及ぼす大事な食事とされているのです。
集中力を高める食べ物として代表的なのが、ごはん・パン・麺類といった炭水化物です。
炭水化物は体内でブドウ糖胃に変化し、体内の血糖値を上昇させる効果があります。
この血糖値が上がることで、脳の活性化が促されて集中力の持続につながると言われています。
また、脳の栄養源となる糖質となるバナナや、マグネシウムや亜鉛、リンといった脳のエネルギー代謝に必要な栄養がたっぷり含まれているフルーツなどを朝食に取り入れるのもお勧めです。
朝食以外に、勉強前に取り入れると効果的は食材にドライフルーツというのもお勧めです。
ドライフルーツは、鉄やカルシウムといったミネラルが凝縮されており栄養価が高いという特徴を持っています。
また適度な噛み応えで咀嚼を必要とするので、脳の活性化や集中力に大変いいとされています。
学校から帰宅して勉強に取り組む前や、取り組み中に積極的に取り入れることで集中力のアップが期待できます。