
交際している彼氏が優しいというのは、言うまでもなくうれしいことです。
けれど、何をしても彼氏が怒らないようだと、「どうして怒らないんだろう?」と疑問に感じてしまうこともあるに違いありません。
ここでは、どうして彼氏は怒らないのか、優しい彼氏が怒らない理由を見ていくことにします。
人とぶつかることが嫌いな性格だから
まず、考えられるのは、「彼氏が怒らないのは、そういう性分だから」ということ。
生まれつき平和主義で、人とぶつかることが嫌いな性分なために、少々のことでは怒らないというケースが少なくありません。
ケンカっ早い人もいれば、その逆のタイプの人もいます。
彼氏が後者なために、怒らないという可能性は低くないと考えていいでしょう。
このケースでは、彼氏は時にはあなたに対して怒りを感じることもあります。
気持ちの中では腹立たしい思いをしながらも、あなたとケンカになることを嫌って、怒らないようにしているわけです。
あなたがしたことに対して怒れば、あなたから反論され、その結果ケンカになってしまうことも大いに考えられます。
平和を愛する、ある意味臆病な性格なために、ケンカになることを嫌って彼氏は怒ることをしないのです。
このケースでは、彼氏は表面的には優しくふるまっていても、心の中では怒りを必死に押さえているということも少なくないと考えていいでしょう。
また、人と衝突するとめんどうなことになりかねません。
ケンカすれば、その後で、関係を修復する必要も出てくるでしょう。
しばらく口を利かないというようなことになれば、仲直りするための方策を考えなくてはなりません。
そうしたことがめんどくさいために、怒りを感じてもガマンしているというケースもあります。
人間的に器が大きいから
人間的に器が大きく、包容力があるために怒らないということも考えられるでしょう。
人間は、大人物になればなるほど人に対して寛容になるものです。
大物は小さなことに目くじらを立てるということをしません。
相手から少々不快な思いをさせられたとしても、それを許すことができるというのが、器の大きな人間というものです。
このように「人を許すことができる力」を彼氏が具えているという理由で、怒らないという可能性も小さくありません。
彼氏のふだんの言動や他の人への接し方から、このケースに当てはまるかどうか、考えてみてはいかがでしょうか。
この理由で怒らない場合、彼氏はあなた以外の人に対しても寛容なはずです。
彼女のことが好きすぎるから
人間的な器が大きくなくても、彼女の言動のすべてを許せるということもあります。
それは、「彼女のことが好きすぎる」というケース。
「あばたもえくぼ」ということわざがありますが、好きで好きで仕方がない相手に対しては、どんなことでもプラスに見えてしまうものです。
たとえば、デートの待ち合わせに彼女が遅れてきても、「のんびりしたおおらかな性格だ」と考え、「そういうところが大好き」と思ってしまうのです。
また、彼女に口うるさくされても、「それだけ自分のことを心配してくれているんだ」と、プラスに解釈します。
そのように、すべてをプラスに解釈すれば、腹の立ちようもありません。
そうしたプラス思考になる根底には、彼女に対するきわめて強い恋愛感情が存在すると考えていいでしょう。
彼女、つまり、あなたのことが大好きだから、彼氏が怒らないという可能性も考えられるのです。
恋愛について自信がないから
恋愛経験があまりなく、自信がないために怒らないというケースもあります。
この場合は、「怒らない」のではなく、「怒れない」と表現したほうがより適切でしょう。
経験不足だったりして恋愛に自信がない男性は、
「今、交際している彼女を失ったら、今度はいつ彼女ができるかわからない。自分には恋愛のチャンスはそうはない」
と考えるケースが少なくありません。
恋愛をしていれば、誰しも、今の恋人を失いたくないと思うものですが、自信がない男性は特にその思いが強いのです。
そのため、彼女とケンカしたり争ったりして、その結果、破局を迎えてしまうことを大変に怖れるようになります。
彼女に対して怒りをぶつければ、それが原因になって、破局という最悪の結果につながってしまうかもしれません。
そんなことになっては大変です。
そう考えて、彼女が何をしても、何を言われても、怒ることをしないのです。
表面的には優しい彼氏に見えるでしょうが、この場合は、「実は、今の彼女を失いたくないという一心で、じっと怒りをがまんしているだけ」ということになるでしょう。