気づけば、恋愛相談のたびに親友の顔色をうかがってしまう。
「どう思う?」「これってやめたほうがいいかな?」
彼との関係を、自分の気持ちより先に“あの子の意見”で判断している気がする。
──でも、なんでこうなったんだろう?
彼と向き合っているはずなのに、いつの間にか主導権は自分ではなく、親友の手の中にある。
そんな経験がある人へ。
この記事では、**恋の主導権を親友に預けてしまう理由**と、**自分の気持ちを取り戻す「心の境界線」トレーニング**について、やさしく解説していきます。
親友に恋の主導権を奪われないための「心の境界線」トレーニング
なぜ親友に恋の主導権を渡してしまうのか?
そもそも、なぜ私たちは親友の意見に左右されてしまうのでしょうか?
そこにはいくつかの心理があります。
・その子のことを「正しい人」と信じている
・彼とのことを客観的に見られないから、親友の意見が必要だと思っている
・「失敗したくない」という気持ちから、“第三者の保証”を求めている
親友に相談するたびに、なんとなく安心する。
でもその安心は、「自分の気持ちに自信がないから」生まれるものかもしれません。
気づけば、彼への気持ちさえ「本当に好きなのかな…」と、親友の反応次第でブレてしまう。
そうなると、恋の舵取りはすっかり他人任せになってしまいます。
「心の境界線」がないと、他人に流されやすくなる
ここで大切なキーワードが出てきます。
それが、**「心の境界線(バウンダリー)」**です。
これは、心理学で使われる言葉で、
「自分の気持ち・価値観・責任」と「他人の気持ち・価値観・責任」とを区別する“見えない線”のこと。
たとえば──
・親友が「やめといたほうがいいよ」と言った → でも、自分は会いたい
・彼がちょっと冷たい → 親友は「脈ナシ」と言った → でも、自分はまだ信じたい
こうしたとき、**自分の感じたことを尊重できるかどうか**が「境界線のある・なし」の違いです。
境界線がないと、誰かの意見がそのまま「正解」になってしまう。
でも境界線がある人は、「そういう意見もある。でも、私はこう感じる」と受け止め方に差が生まれます。
恋の主導権を握り返すための3ステップ
では、どうすれば恋の主導権を取り戻せるのでしょうか?
自分の心に境界線を引くための、3つのシンプルなトレーニングを紹介します。
① 「私の気持ちはどう感じている?」と問いかける
何か起きたとき、すぐに親友にLINEを送る前に、まず自分に問いかけてみましょう。
・私はどう思った?
・私はどう感じた?
・私はどうしたい?
この「私は〜」という視点を習慣にすることで、他人の意見に飲まれにくくなります。
自分の気持ちに耳を傾けることは、恋愛における“心の軸”を育てる第一歩です。
② アドバイスと指示を区別する
親友の言葉がアドバイスなのか、それとも“指示”のように聞こえているのか。
それを意識して聞くことも大切です。
たとえば──
「それは絶対にやめたほうがいい」
という言葉は、強い表現ですが、それでも**あなたがどうするかは自由**です。
その言葉を「そうか、でも私はこうしたい」で受け止められたとき、境界線が引かれている証拠です。
③ 相談の“回数”を減らす
意外に効果的なのが、**相談の頻度を意識して減らすこと**です。
毎回すぐに誰かに話すと、感情の整理を外注してしまう癖がつきます。
でも、3回に1回は自分で整理してみる。
感情をノートに書いてみる。
数時間だけ“1人で考える時間”を作ってみる。
それだけで、自分の中にある判断力が少しずつ育っていきます。
恋を自分の手で育てるという選択
恋愛は、自分の気持ちと他人の関係が重なり合う、繊細なバランスの上にあります。
でも、主導権を手放してしまうと、
自分の恋なのに“誰かの選んだ道”を歩いているような感覚になってしまう。
それは、どこか他人事のようで、疲れるし、虚しくなる。
だからこそ、「私はこう感じる」「私はこう動きたい」と自分で決める経験を重ねていくことが、**自分の恋を“自分の手で育てる”という選択**につながるのです。
そして、たとえうまくいかなかったとしても、
自分で選んだ恋は、必ず次のステージへの糧になります。
まとめ:親友の声ではなく、自分の心の声を軸にする
親友の意見は、ときに貴重なヒントになります。
でも、それは“材料”であって“答え”ではありません。
恋の主導権を取り戻すとは、
「誰にも頼らない」という孤独な選択ではなく、
「自分の気持ちを一番信じる」という心の姿勢のこと。
そのために必要なのが、「心の境界線」を持つこと。
そして、他人と自分を優しく区別する力を養うことです。
今日から少しずつ、自分の感情に問いかけてみてください。
「私は、どうしたい?」
その小さな問いが、あなたの恋をもっと“あなたらしいもの”にしてくれるはずです。
