「自分を大切にしてくれる人を好きになれない私」っておかしい?

「いい人だとは思う。でも、好きになれない」

「私のことを本当に大切にしてくれる人がいる」
「連絡もマメで、いつも私の気持ちを優先してくれる」
「でも、なぜか恋愛感情がわかない。むしろ物足りなさを感じてしまう」

そんな自分に対して、心のどこかでこう思ってしまったことはありませんか?

「こんなに大事にしてくれるのに、好きになれないなんて、私っておかしいの?」

いい人なのに、ときめかない。
条件は理想的なのに、心が動かない。
そんな自分に戸惑い、罪悪感を抱いてしまうこともあるかもしれません。

でも、それは決しておかしなことではありません。
むしろ、心が健全に“自分らしく反応している”証拠なのです。

今回は、「自分を大切にしてくれる人を好きになれない自分」を否定しないために、その背景と向き合い方を解説していきます。

「自分を大切にしてくれる人を好きになれない私」っておかしい?

「大切にしてくれる=好きになれる」とは限らない

恋愛において「優しさ」や「誠実さ」はとても大切な要素です。
でも、それだけで恋愛感情が生まれるわけではありません。

人は恋愛を通して、ときめき・憧れ・刺激・相性といった、さまざまな感情の組み合わせを求めます。

たとえば:

  • 何気ない仕草や言葉にドキッとする
  • 尊敬できる部分がある
  • 一緒にいて感覚が自然に合う

こうした“感覚的なフィット感”が恋愛の引力になります。

つまり、「大事にしてくれること」と「恋愛感情が湧くこと」は、必ずしもイコールではないのです。

なぜ「優しい人」を好きになれないのか?

では、どうして「優しい人」「大切にしてくれる人」に惹かれないのでしょうか?
その背景には、いくつかの心理的な理由があると考えられます。

①「刺激」に慣れてしまっている

過去にちょっと不安定な恋愛や、駆け引きの多い恋を経験してきた人は、「優しい関係」に違和感を覚えることがあります。

たとえば:

・連絡が遅いと不安になる恋
・気分屋の相手に振り回される関係
・“手に入りそうで入らない”距離感にハマる恋

こうした恋は、ドーパミン(快楽物質)によって強い中毒性があります。
そのため、穏やかで安定した優しさを受け取ると、なぜか物足りなく感じてしまうのです。

これはあなたが悪いのではなく、“感情のジェットコースター”に慣れてしまった心のクセ
穏やかな恋に身体がまだ馴染んでいないだけなんです。

②「自分にはふさわしくない」と感じている

心のどこかで、こんなふうに思っていませんか?

「私はこんなに優しくされる価値がない」
「どうせそのうち飽きられる」
「相手が本当の私を知ったら離れていくかも」

このような感覚は、自己肯定感の低さに根ざしていることがあります。

つまり、相手が自分を大切にしてくれても、それを「受け取る準備ができていない」のです。

優しさを信じられない。
愛情を素直に受け取れない。
その不一致が、恋愛感情のブレーキになってしまうことがあります。

③「恋は追いかけるもの」という思い込み

ドラマや漫画、小説などでよく見かけるのが、“追いかける恋”の構図です。

・振り向いてもらえない相手に一生懸命になる
・簡単には手に入らない人に惹かれる
・片想いが美しく描かれる

こうした恋愛観に影響を受けていると、「自分を好きでいてくれる人=簡単すぎてつまらない」と感じてしまうことがあります。

でも、本来の恋愛は「追う・追われる」のゲームではありません。
「お互いを思いやれる関係こそ、幸せになれる恋愛」なのです。

そんな自分に気づいたとき、どうすればいい?

では、「大事にしてくれるのに好きになれない」という自分に気づいたとき、どう受け止め、どう整理すればよいのでしょうか?

① 自分の感情を否定しない

まず何よりも大切なのは、「好きになれない自分」を責めないこと

心は正直です。
理想や条件で動くものではありません。

「申し訳ない」「贅沢だ」「理不尽だ」と思っても、気持ちは無理に動かせません。

「そう感じる自分も、ちゃんといるんだな」と認めるだけで、心はすこし楽になります。

②「今、恋をしたいのかどうか」を見直す

本当にその人に対して恋愛感情が湧かないのか、
それとも「恋愛する心の準備がまだ整っていない」のか。

ときには、恋愛自体に疲れていたり、
他に優先したいことがあったりして、「誰とでも恋ができない時期」ということもあります。

無理に進めるのではなく、「いまは恋じゃない」と判断するのも、立派な選択です。

③「愛される練習」をしてみる

もし「愛されることに慣れていない」「優しさが怖い」と感じるなら、
少しずつ“愛されることを受け取る練習”をしてみましょう。

・相手の優しさに「ありがとう」と素直に伝える
・してくれたことを心から喜んでみる
・「こうされると嬉しい」と自分の気持ちを言葉にする

この積み重ねが、心の壁を少しずつ柔らかくしてくれます。
やがて、あなたの中に“安心して恋をしてもいい”という感覚が育っていきます

まとめ:「好きになれない私」は、決しておかしくない

「自分を大切にしてくれる人を、好きになれない」
その気持ちは、誰にでも起こり得るごく自然なものです。

原因はさまざま。

・過去の経験からの心のクセ
・自己肯定感の影響
・恋愛観のすり込み
・“今は恋のタイミングじゃない”という心の声

大切なのは、その感情に正直になること
無理に誰かを好きになろうとしなくていい。
でも、相手の存在に感謝することは忘れずに。

そして、今は「好きじゃない」と感じていても、未来に変わることもあります
だからこそ、焦らず、あなたのペースで心と向き合ってみてください。

あなたが誰かを好きになれるとき、
その恋はきっと、“自分を大切にする”ことから始まっていくはずです。

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