「彼氏の給料、月15万円って…正直、不安かも」。
そんなふうに思うのも無理はありません。結婚となると、将来の生活、家族、子ども、老後――考えるべきことがたくさんあります。現実はシビア。でも、少し立ち止まって考えてみませんか?
給料が少ない=幸せになれない、というわけではありません。
むしろ、給料15万円の彼氏だからこそ得られる“心の豊かさ”があるのです。
「見栄」より「実」を取る生き方
年収が高い人はたしかに魅力的に映ります。車も家も、ブランド品も余裕で手に入るでしょう。でもその一方で、「人の目」を気にして、自分を大きく見せようとする生き方になりがちです。
逆に、月15万という現実を受け入れて生きている彼は、等身大の自分で勝負しているということ。
つまり、見栄ではなく“実”を大切にしている人です。
たとえば、一緒にスーパーで半額の惣菜を選びながら「今日はカツ丼にしようか」と笑い合える日常。それって、実はとても幸せなことなんです。
「お金をかけずに楽しむ」力が育つ
給料が少ないということは、当然ながら節約が必要です。けれど、それを「制限」ではなく「工夫のチャンス」と捉えるとどうでしょう?
週末は公園でお弁当を広げる。図書館でお気に入りの本を探す。100均グッズでインテリアをアレンジしてみる。
そんな「お金をかけない楽しみ方」を見つける力は、まさに人生を豊かにするスキルです。
お金がたくさんあっても、使い方を知らなければ意味がありません。
逆に、お金が少なくても、使い方を工夫できる人は、どんな状況でも楽しめるんです。
「支え合う」という本質に向き合える
結婚とは、「助け合う関係」です。相手が完璧じゃないからこそ、自分の出番がある。
給料が少ない彼との暮らしでは、まさにその「支え合い」が日常になります。
たとえば、彼が仕事で疲れて帰ってきたら、あなたの「おかえり」が何よりの癒しになる。
逆に、あなたが落ち込んでいるときには、彼が家事を代わってくれるかもしれない。
そんなふうに、「できないことを補い合う」関係こそが、夫婦の原点です。
お金の多寡よりも、“一緒に乗り越える”ことが信頼を育てるのです。
「成長の余白」があるという魅力
給料が15万円ということは、裏を返せば“これから伸びしろがある”ということでもあります。
人は、安定しすぎると成長を止めます。
でも、まだまだ成長途中の彼には、「もっと稼げるようになりたい」「スキルをつけたい」という向上心があるかもしれません。
その努力をそばで見て、支えるのは、あなただけの特権です。
彼が何かを乗り越えたとき、その喜びは、あなた自身のことのように嬉しく感じられるでしょう。
「お金では測れない人間性」が光る
給料が高い=人間的に優れている、というわけではありません。むしろ、給料の高さは職業や運にも大きく左右されます。
一方、誠実さ、優しさ、ユーモア、価値観の一致といった「人間としての魅力」は、お金では買えません。
たとえば、彼が道に落ちているゴミをさっと拾う。店員さんにきちんとお礼を言う。
そうした小さな行動に、真の人格がにじみ出るものです。
人生をともに歩むなら、こういう“見えにくいけど大切なもの”を大切にできる人が理想です。
「家計」は二人の力でつくるもの
「15万円で生活なんて無理」と思うのは当然ですが、結婚は“ふたりで”家計をつくるもの。
あなたが働いていれば、世帯収入は上がります。
もしくは、彼が副業を始める、転職を目指すという選択肢もあるでしょう。
つまり、彼の月収だけがすべてではないということです。
家計は“共同プロジェクト”。一緒に話し合い、工夫し、改善していくことができます。
「幸せの定義」は人それぞれ
最後に、問いかけてみたいと思います。
あなたにとっての「幸せ」とは、何ですか?
ブランドバッグ?高級レストラン?それとも、疲れた夜にそっと差し出される一杯のお茶?
答えは人によって違います。
でも、本当に心が満たされる瞬間って、意外とお金では買えないものだったりします。
毎日「いってらっしゃい」と送り出せる朝。
一緒に笑いながらテレビを見る夜。
大切な人と、同じ未来を見つめられること。
それが、何よりも価値のある「幸せ」ではないでしょうか。
まとめ:大切なのは「金額」より「関係性」
もちろん、生活にはお金が必要です。
でも、給料の金額だけで結婚の価値を判断するのは、少しもったいない気がします。
彼が月15万円でも、それ以上の温かさ、思いやり、誠実さを持っているなら――
それは、何物にも代えがたい「結婚のメリット」です。
人生は長い旅です。途中、苦しい時期もあるかもしれません。
でも、大切なのは「一緒に歩いていけるかどうか」。
給料では測れない“真のパートナーシップ”が、あなたを幸せにしてくれるかもしれませんよ。