自分が恋愛的な意味で好きになった異性の人、片思いの相手を好きになってもらうにはどうすればいいか。
一番、効果的な方法は相手が好きなタイプに合わせて自分を取り繕うことだ。
今回は、相手の望む姿に自分が合わせるメリットを説明する。
相手の望む姿
好きな異性を簡単に振り向かせる方法は、相手の好きなタイプの異性になることだ。
例えば、好きな男性が大人しい性格の女性がタイプだと言うのなら、大人しい女性になるように毎日を過ごせばいい。
このように、相手の望む姿に自分も合わせて変化させ、好意を持ってもらおうとすることを、印象操作という。
印象操作とは
これは、なにも特別なことをしているわけではなく、日常生活のなかでも、よく行われていることでもある。
同じマンションに住んでいる人や会社で一緒に働いている同僚に親切な人、と思われたくて行動を起こしたりする。
高い給料や少しの信頼がほしいとき、上司に自分の長所を知ってもらおうと表面上では誠実な態度を強調してみたりする。
このようなことが印象操作といわれる行動だ。
私たちは意識をしているわけではなく、無意識に、「相手に合わせて自分を都合よく装う」ということをしているのだ。
心理学者の実験
印象操作に関して、面白い実験がされている。ある心理学者が、アメリカの大学で行った実験だ。
心理学者が女子学生たちに、「キャリア志向か家庭志向か」のどちらかを質問する。
そして、キャリア志向と答えた女性たちに一人の男性のプロフィールを渡す。そこには、
「一流大学3年生の21歳。趣味はスポーツとドライブ。身長183センチ。現在恋人はいない。好きな女性は家庭的で控えめな人」
という自己紹介がプロフィール欄に書いてあった。
そしてキャリア志向の彼女たちに、
「あなたのプロフィールを男性に渡したいので教えてほしい」
と聞くと、キャリア志向だったはずの女性の多くが、
「自分は家庭的な女性だ」
と答えたのだ。しかし、男性のプロフィールが、
「三流大学生。背が低い。スポーツやドライブには関心がない。恋人あり」
の場合、女性の印象操作はみられなかった。このことからわかるのは、人は時と場合によって印象操作をしているということだ。
印象操作も大切だが、そればかりではなく、相手の望む姿になれるようにある程度の努力をしなければいけない。
友達や家族などの人と会話をしているときなどは本当の自分が出やすいため、相手に本当の自分がバレやすい。
友人が好きな異性と関係ないのなら問題はないが、それでも少し油断したときに本性が見られてしまう。
相手が好きなタイプに近づく努力もしなくてはいけない。面倒くさがらずに頑張って努力をすれば、その想いは相手に伝わるかもしれない。
まとめ
印象操作を上手く使えば、本性を見せるよりも早く距離を縮められる。
友達や家族などと喋っているときなどは本当の自分が出やすいため、相手が好きなタイプに近づく努力もしよう。
人はときと場合によって印象操作をしている。