なぜ働き過ぎてしまうのか?
働き過ぎてしまう人も主な原因の一つに挙げられているのは、将来に対して不安や社会的地位による不安を抱えており、働ける時に少しでも多く働いて、収入を増やすことによって肉体的な疲労を蓄積してしまう代わりに、精神的な不安を払拭したいという心理が働いています。
しかし労働基準法で1日8時間、1週間に40時間を超える労働をしてはいけないというルールが設けられており、それを超えてしまうと「睡眠不足」や「肉体や精神の疲労」が蓄積し「うつ病」を発症してしまうケースがあり、最悪の場合は「過労死」してしまうケースがあります。
長時間働くことで満足感を得ている人
働き過ぎてしまう人の特徴の一つは仕事をたくさんすることによって満足感を得られるタイプの人であり、「仕事にやりがいを感じていて、少しでも会社の役に立ちたい」「長時間仕事を頑張ることが自分にとっての生き甲斐となっている」という人が多いです。
しかし長時間働く日々を続けていくと免疫が下がり病気にかかったり、肉体的に限界が訪れ仕事を休まないといけなくなったり、結果的に満足の行く仕事をすることができず、「休んだ分を取り返す」とさらに自分を追い込んでしいます。
「今日は頑張るから明日はマイペースで頑張ればいい」「今日は疲れているから早めに切り上げてリラックスする時間を作ろう」など自分を少しだけ甘やかしてあげることも健康に仕事をしていく上で大切なことです。
人と比べてしまう人
「私は周りに比べてしっかりと仕事ができているのかな?」と常に周囲を気にして仕事に取り組んでいる人は「少しでも周りと差をつけたい」という思いで残業漬けの日々を送ってしまったり、他人よりも自分が優秀な書類を提出したいと思い、重要度の低い書類ですらついつい時間をかけて完璧を求めてしまいます。
恋愛をしている時と同じように仕事に没頭するあまり、周りを全く見れなくなってしまい一点集中をしているとなかなか抜け出せなくなってしまいますので、同じ部署の社員と仕事以外でもコミュニケーションを取ることで心のゆとりを作り、少しだけ仕事から目を逸らす時間を作りましょう。
期待に応えたい人
上司や同期などに「できる人」と認定されてしまうと常に自分はしっかりと仕事をこなしていかなくてはいけないというプレッシャーに押しつぶされてしまい、肉体的にも精神的にも苦しい日々を過ごす羽目になります。
完璧を求めるのではなく、合格ラインを見極めて妥協する部分は惜しむことなく妥協をして、完璧にこなすところはこなすというメリハリをつけることで精神的なストレスを解消することができます。
また、社員の中に心を許せるような人を1人でも多く作り、自分の弱い部分をしっかりと見せてあげることでコミュニケーションを取れるだけでなく、ストレスの軽減にもつながります。
まとめ
現代社会は一生懸命頑張っている人が苦しい思いをしてしまうケースが非常に多く、それでも報われたいとさらに頑張ってしまい、過労につながってしまいます。
大切なのは周りを意識せず、「自分は自分、他は他」と割り切って生きていくことで、自らを「頑張り過ぎてないかな?」「今精神的に少しきついかな?」と客観的な視点で見ることです。
辛いと感じることがあれば惜しむことなくその場で一度立ち止まり、周りを見渡してゆっくりと休息を取ることを忘れないようにしましょう。