恋愛は結婚のように深く考える必要がなく気持ちだけで続くが、結婚の話になるとそうはいかない。
自分の人生を決める大切な結婚相手は、それなりの見極め方がある。
今回は、心理学を利用した結婚までのステップについて説明していく。
結婚までのステップ
イギリスの心理学者・政治学者のワラスは、物事が新しく創られるときは、すべて四つのステップを踏んでいると主張した。
1.準備期――必要な情報を収集する
2.孵化期――集めた情報をもとに、よく考える
3.啓示期――なにかの拍子に「そうだ!」とひらめく
4.検証期――ひらめくが正しいかどうか確認する
例えば、古代ギリシャの数学者アルキメデスは浮力を発見したことで有名だが、この発見も四つのステップから生まれた。
1
.シチリア王に王冠の純金の量を調べるように言われたアルキメデスは、純金に関する情報を集めた。
2
.集めた情報をもとに、思考を深める。
3
.ある日入浴中に湯に浸かったところ、自分の体が入った分だけ、浴槽から湯があふれたことを見て、ハッと思いつく。
4
.王冠と同僚の金塊を水に沈めることで、調査することに成功する。
この原理をもとに、浮力の存在を発見した。
このことを結婚までのステップに当てはめると、次のようになる。
1.準備期
恋人の性格や仕事の状況、結婚への意識などの情報を集める。
2.孵化期
デートを重ねながらよく見極め、考える。
3.啓示期
この人とならうまくいく、という思いが訪れる。
「さんざんチェックしたし、この人なら大丈夫」
という心理。
4.検証期
周囲の意見を聞いたり、相手との会話を重ね、その思いが確信に変わるまで検証する。
ここで一番大切なのが孵化期。
愛している恋人に対しては、ついつい甘くなりがちになる。
相手の人間性や価値観などが自分と合っているかどうか、しっかりと考えておくと、結婚をした後に、
「こんな人だとは思わなかった」
という後悔をしなくてすむのだ。
まとめ
・人生を決める大切な結婚相手は、それなりの見極め方がある。
・イギリスの心理学者・政治学者のワラスは、物事が新しく創られるときは、すべて四つのステップを踏んでいると主張した。
↓
・準備期、孵化期、啓示期、検証期。