
人は誰かを好きになるときに、友達として好きなのか異性として好きなのかわからないときがしばしばある。
そのようなとき、恋愛の好きでもないのに付き合ってしまうと、悲惨な結果になってしまうかもしれない。
今回は、その悩みを解決できる方法、「好き」と「愛してる」の見極め方を紹介する。
ライクとラブ
アメリカの心理学者、ジック・ルービンが考えたライクとラブの指針というものがある。
次の12個の文章には( )があり、この中に好きか愛してるか悩んでいる人の名前を入れていく。
その結果を総合したとき、好きか愛しているかがわかるということだ。
・ライクとラブの指針
・ライク――友情
1. ( )は順応性があると思う。
2. ( )は他人から賞賛されるような人になる思う。
3. ( )の判断力を信頼している。
4. ( )をグループの代表に推薦したいと思う。
5. ( )と私は、お互いによく似ていると思う。
6. ( )と一緒にいるとき、2人は同じ気持ちでいられる。
・ラブ――愛情
1. ( )になら、どんなことでも打ち明けられそうな気がする。
2. ( )のためなら、どんなことでもするつもりだ。
3. ( )が嫌な思いをしているときは、元気づけるのが私の役目だ。
4. ( )のいない生活はとても辛いだろう。
5. ( )と一緒にいることができないなら、惨めだろう。
6. ( )と一緒のとき、かなり長い時間( )をただ見つめていることがある。
この表でライクの項目がラブの項目より多ければ友達としての「好き」になる。
反対に、ラブの項目がライクの項目より多ければ、愛しているの「好き」になる。
この表で自分の気持ちがしっかり判断できたら、嬉しい限りだ。
好きと愛してるの区別
他の心理学者の調査によると、いろいろなデータを分析した結果、好きは、
1.好意的傾向
2.尊敬的傾向
3.類似的傾向
の三つで判別しており、愛してるの好きは、
1.親和・依存欲求
相手の傍にいたい。
傍にいないことが、非常に辛い。
2.援助傾向
相手の役に立てるなら、どんな犠牲にもなる。
3.排他的感情
相手を自分だけの物にしたい。
このような、友情の好きとは違う要素から判別している。
つまりこの二つの好きは、同じようにも見えるが、実はまったく違う感情、ということなのだ。
ライクとラブの指針とは少し違うが、両方とも似ている部分が多くある。
まとめ
・ライクとラブの指針で「好き」か「愛してる」のどちらかがわかる。
・心理学者のジック・ルービンが、ライクとラブの指針を考えた。