
IQという言葉を知っている人は多いと思うが、EQという言葉は知っているだろうか。
知能指数のことをIQと言うのに対し、心の知能指数のことをEQと呼ぶ。
EQのことを詳しく説明すると、意思や感情、周囲とのコミュニケーション能力、共感能力などのことをいう。
つまりは周囲の人の心をつかみ、上手に関係を築いていくために、大切なのがこのEQなのだ。
このEQが低いと周囲との関係が悪くなりやすく、人間関係が必要な社会では、高い評価を得るのが難しくなる。
今回は、EQの特徴とEQを上げる方法を説明していく。
EQについて
1.自分の本当の気持ちを理解し、対人関係のなかで方向付けができる。
2.怒りの感情やイライラをコントロールでき、すぐに攻撃的にならない。
3.自信と希望を持ち、目標に向かって努力できる。
4.他人の立場や気持ちを察し、共感できる。
5.協調性や他人への気遣いがあり、人間関係を上手に作っていける。仲間を作れる。
EQとはこの五つのようなことだというのが、アメリカの心理学者ダニエル・ゴールマンという人だ。
実際にEQが高い人はIQが高いだけの人よりも、仕事で成功をおさめられたり、思い通りの人生を送れる人が多いという調査結果もある。
EQを向上させる方法
例えEQが低くてもEQを上げる方法はいくつかある。
次に説明されていることを参考にしてほしい。
・冷静になる
自分が怒っていても、それに対して怒るのではなく、冷静になる。
自分を落ち着かせる方法は、いったん深呼吸をすればよい。
そうすれば、普段よりも早く落ち着くことができる。
・空気を読む
空気を読んでいないと周りの雰囲気を悪くさせてしまい、周囲の人が、
「あいつは嫌な奴だ」
と思われてしまう。
それを回避するためには、周りの雰囲気をなんとなくでいいので察してみる。
まとめ
・IQが知能指数のことで、EQが心の知能指数。
・EQが低いと、周囲との関係が悪化しやすくなる。
・EQを向上させるためには、冷静になったり、空気を読んだりすると良い。