別れた元彼のことが好きではないにもかかわらず、元彼のことが気になるということもあるでしょう。
「自分でもどうして気になるのかわからない」という人もいるにちがいありません。

好きじゃない元彼のことが気になる場合、どういう理由が考えられるのか紹介します。

元彼が好きじゃないけど気になる理由

元彼に一種のライバル意識を持っている

これは不思議な人間心理ですが、別れた元の恋人にライバル意識を感じてしまうということが少なくありません。

性別も違うし、今は関係のなくなっている人のことをライバル視してしまうというのは理屈に合わないように思われるでしょうが、実際に「元彼に負けたくない」と思っている女性が少なからずいるのです。

今、新しい彼氏がいて、幸せいっぱいの状態であれば別ですが、そうではなく、自分にはまだ、新しい彼氏ができていないのに、元彼に新しい彼女ができたとしましょう。その情報が元彼のSNSや共通の友人によって伝わると、「先を越された。悔しい」という気持ちになります。

つまり、元彼をライバルのような存在ととらえ、自分よりも幸せにしていることを知るとジェラシーを感じてしまうのです。

人間、ライバルがどうしているのか気になるのは自然な心理と言っていいでしょう。

ライバルが幸せにしていると嫉妬し、自分のほうがライバルよりも幸せだと知ると優越感を感じるわけです。

自分では意識しないうちに元彼をライバル視しているというのが、元彼のことが好きではないのに気になる理由ということになるでしょう。

元彼に対して罪悪感を抱いている

こちらから元彼のことを振る形で別れた場合、別れてから「元彼に悪いことをした」と後悔することもあるに違いありません。

たとえば、ほかに好きな人ができて、元彼への気持ちがなくなったために別れたとしましょう。「恋愛感情がなくなったから、別れて。ほかに好きな人もできたし」と元彼にダイレクトに伝えるような別れ方をしたとします。

その時は、新しくできた好きな人のことで頭がいっぱいなために、元彼を深く傷つけたことに気づかないことがよくあります。

それが、時間がたって、別れた時のことを思い出した時、「あんな冷たい別れ方をしなければよかった。元彼は自分のことを好きでいてくれたのに、元彼がかわいそう」と感じることもあるでしょう。

元彼のことは今でも好きでなくても、そこには人間的な情というものがあります。それで「元彼は今頃どうしているのかな。失恋から立ち直って、前向きに歩いて行ってくれているのかな」ということが気になってくるわけです。

自分から振った元彼に対して、小さくない罪悪感を抱いているというのが、好きでもない元彼が気になる理由ということになるでしょう。

元彼が頼りない性格で心配

元彼がしっかりした性格で、自立心も強く、仕事もばりばりこなすというタイプだったら、別れた後で元彼のことを心配する必要はないでしょう。

自分と別れても、元彼は一人でたくましく生きていくことができるに違いありません。

しかし、そうではなく、元彼が頼りない男性だったとしましょう。人への依存心が強く、すぐに人に頼り、仕事もいい加減ですぐに仕事を辞めてしまうというようなタイプの元彼の場合、別れた後で「ちゃんとやっているか心配」と思うことになるわけです。

元彼に恋愛感情を抱いていなくても、女性には母性本能がありますから、「ダメな元彼」の身を案じるのです。

交際していて元彼のことは知り尽くしていますから、人間としての情から、元彼を心配するケースが少なくありません。それで、好きではないにも関わらず、元彼のことを気にしてしまうのです。

忘れられない思い出がたくさんある

今は元彼のことを好きでなくても、ラブラブな時期、元彼のことが大好きだった時期はあったにちがいありません。

特につきあいたての頃は、元彼とのデートが何より楽しく、どこへ行っても何をしていても、幸せを感じたことでしょう。

つまり、元彼といっしょにすごした幸せな時間は確かに存在したのです。そして、その思い出は今も残っていて、折に触れてそれを思い出すにちがいありません。

特に、元彼といっしょに行った店に行く機会があったり、楽しく遊んだテーマパークがテレビで紹介されているのを見ると、「あの時の思い出」が鮮明によみがえってくるでしょう。

そういう思い出がよみがえると、「元彼はどうしているか知りたい」という気持ちになるのは自然な人間心理です。

元彼との楽しい思い出がいっぱいあって、それがよみがえってくることが少なくないというのが、好きじゃない元彼のことを気にしてしまう理由ということになるでしょう。

元彼が好きじゃないけど気になるときの３つの対処法

別れた元彼のことをだらだらと引きずってしまう女性もいますが、中には好きな気持ちはないのに元彼が気になってしまうという女性もいるでしょう。

早く忘れてしまいたいのに、早く先に進みたいのに、元彼のことが気になってしまっては、なかなかリセットすることができません。

元彼が好きじゃないけど気になる時、どんな対処をすれば、気持ちを切り替えることができるようになるのでしょうか？

SNSでの繋がりを切ってみる

SNSで元彼と繋がっている場合、好きじゃなくても元彼の情報や近況を知ってしまうこととなりますよね。今日何をしているのか、誰と一緒に過ごしているのかといった、元彼の情報を目にしてしまう機会があります。

今までずっと友達でいた男性と、付き合ってきた男性とでは、相手に持つ意識や気持ちが異なり、「気になる」という感情を生み出してしまうことがあるのです。

特に元彼となれば、「自分のもの」という感覚を一度は持っていた相手なため、特に気にしていない、好きでもないといった状態でも、つい見てしまうようになります。

SNSから「自分の知らない元彼」を毎日見てしまえば、当然好きじゃなくても気になってしまうものです。

友達として今後付き合っていくにしても、余計な感情を抱いたり気になってしまうのであれば、今はSNSでの繋がりを切ってみると良いでしょう。

電話番号やメール程度を知っている程度であれば、そこからつい情報が入ってくるということはまずありませんよね。

気軽に投稿出来たり相手の情報を知ることができるSNSでの繋がりを切ってみることで、元彼が気になる状態を回避することができるようになるでしょう。

新しい出会いや男友達を求める

元彼が気になってしまうのは、異性として意識していた男性だからということも考えられます。

ただの「友達」という感覚ではなく、付き合っていた過去があることで、別れても尚異性として意識してしまい、つい気になってしまうことがあるのです。

そこに「好き」がないとしたら、元彼が気になるという隙を、他の男性で埋めてあげる必要があります。

必ずしも恋愛をしたい相手を探すという訳ではなく、新たな出会いや新しい男友達を作るだけでも効果があるでしょう。

異性として意識する対象が、元彼だけになっている状態だとしたら、今は元彼が気になってしまうのは仕方のないことです。

新たに自分の知らない男性と出会ったり友達になることで、そちらに異性としての意識が行き、元彼への気になる思いを絶ちきることができるようになります。

出会いの場に足を運んでみたり、友達の友達と繋がってみたりと、新たな交友関係を築いてみると、自然と元彼への気になる感情は少なくなっていくはずです。またこうした出会いや縁が、今後の自分の恋愛に結びつくこともあるため、フットワークを軽くして行動してみるのが良いでしょう。

元カレの話を出さないこと

女子会などで女性同士が集まると、恋愛の話をしたり近況を報告し合ったりということが多いですよね。

あなたはその中で、つい「思い出」として元彼のことを話しているということはないでしょうか。好きじゃなくても、話題にすること、思い返すことによって、元彼が気になるということもあります。

「こういう別れ方をしたんだよね」と話したり、「今はこうしているらしいよ」と友達から聞くことで、過去の自分を引き出してしまうことがあるのです。

好きな気持ちがないのであれば、話題に一切出さないでみることも対処法のひとつ。

自ら元彼を思い出したり気にするきっかけを作っている状態のため、いつまでも元彼が自分の中で大きな存在となってしまいます。

友達と会って話したりしても、「元彼の話は出さない」と意識しておいた方が良いです。そこから過去の自分や元彼を思い出し、未練がなくても気になるようになってしまうこともあります。

自分から元彼の話をふったり友達に聞き出したりすることは避け、過去を引き出さないようにすることで、気になることが減ってくるでしょう。

まとめ

好きじゃないのに元彼が気になるという人の中には、「心配」「どうしてるかな」という母性本能に近い感情を持っている人がいたり、「むかつく」「顔も見たくない」と逆に怒りを持っている人もいたりと、様々な思いがあることでしょう。

ただ、そんな自分に疲れてきたり、前に進みたいと思うのであれば、気になってしまうことへの対処が必要となりますよね。

繋がりを減らしたり、新たな異性を求めることによって、元彼への意識を減らすことができます。

そこに「好き」がない以上、難しいことではなく意外とすんなりと気持ちを切り替えることができるもの。

こうした対処法を用いて、元彼への「気になる」と向き合ってみましょう。