ドラマやアニメなどの設定で物語に登場している、
「美女と野獣」
のカップルたち。
美女と野獣はお互いの内面を見ているということが多いため素敵に感じるが、現実では見ることが少ない。
反対に、町中を歩いていると美男美女のカップルが、多く見かける。
これには心理学でいう社会的交換理論という市場理論が働いているからだ。
今回は、美女と野獣のカップルと社会的交換理論について説明していく。
社会的交換理論とは
社会的交換理論では、対人関係を褒美とコストの二つでとらえている。
相手や恋人の関係を続けていくために、自分はどれだけのコストを必要とするのか。そして、それに見合うものは手に入ることができるのかどうか、という考えで関係性を築き上げているのだ。
例えば、恋愛関係の場合、綺麗な容姿の異性を恋人にするのは高い報酬を得た、という理屈になる。
カップルの例
ある町に、綺麗で美女のAさんに片思いをしたZ君がいたとしよう。
Z君は自分がかっこいいと思っておらず、容姿に自信を持っていない。違う言い方に変えると、報酬価値が低いと考えられる。
そして、
「あんなに高い価値を持つAさんが、自分のような低い報酬の男を得ても何の特にもならない。きっと告白しても振られるだろう」
と、会話もせずに初めからネガティブな判断を決めてしまう。
結果、Z君の思いはAさんに伝わることなく、恋愛関係は幕を閉じてしまうのだ。
では、Z君にはどんな女性とならカップルになれるのだろうか。
この場合、相手の女性の報酬価値がZ君より低すぎると、今度はZ君が損をすることになる。
だが、Aさんのような報酬価値の高い女性ばかりを狙っていても、成立する可能性は低くなるばかりだ。
そこで、できるだけコストをかけずもっとも確実に報酬を得るためには、自分と同じレベルの外見的魅力を持つ女性に声をかけるようになる。
このような心理が働いているため、外見に大きな差があるカップルは、なかなか成立しない。
「牛は牛連れ、馬は馬連れ」
が、もっとも現実的となるのだ。
容姿や性格が似ている夫婦は上手くいきやすいが、その説明は次の記事を参考にしてほしい。
まとめ
・自分に見合う異性のほうが、関係が長続きし、上手くいく。
次の記事は、