片思いが辛い理由

片思い中で辛い日々を送っているという方はいるでしょうか?

片思いはなぜこんなにも胸を締め付けられるように苦しいものなのでしょうか?

その理由を詳しく見ていきましょう。

片思い中の男性の心が自分以外の女性に向いていることが辛い

あなたが片思い中の男性は、おそらくあなたではない誰か別の女性に心が向いていないでしょうか?

こんなにもその男性のことを毎日考えているあなたではなく、他の女性と親しく話している、もしくは付き合っている。

こんな状況が一番あなたの心をバラバラに砕くほどの悲しみに至らせているはずです。

たまにあなたと談笑し、仲良くしてくれることがあったとしても、彼の好きな人はあなたでない。

これがあなたの苦しみの源です。

もし彼が好きであろうと思われる女性と楽しそうに会話でもされたら、彼が嬉しそうな表情をしていたら、

あなたの心は一気に曇ってショックを受けるでしょう。

嫉妬の気持ちも生まれるでしょう。

なぜ私じゃなくてあの女性なんだ、という苦々しい気持ちがあなたを覆うでしょう。

片思いをしている時は、どんな女性でもこんな思いを味わうものです。

片思い中の男性に自分の気持ちを伝えられないから辛い

もしあなたから見て、相手の男性も自分に好意を抱いているとわかるような場合、男性に告白することは比較的簡単です。

自分の気持ちを伝えたら、相手の男性にも「自分も好きだ」という嬉しい答えを出してくれる可能性が高いからです。

しかし、片思いの場合は、自分の気持ちを男性に伝えることのハードルはとても高いものです。

「告白することでひかれてしまうのではないか。」

「告白してしまうと、今までのように普通に話せる仲でいられなくなるのでないか。」

「あっさりふられてしまうのでないか。」

このような悪い予測しかできず、自分が相手を好きだという気持ちを男性に打ち明けるのがこわいのです。

誰かを好きになると、相手からも愛されることを願うのは当然のこと。

なのに、片思いの場合、ふられるのがこわくて「好きです。」とさえ言うこともできない。

こんな状況が、女性の気持ちを落ち込ませ、好きでいることや、相手に会うことさえ辛いほどになってきます。

好きな相手にふりむいてもらえない自分には価値がないように考えてしまうのが辛い

片思い中は、相手の男性のことで頭のなかがいっぱいになり、その世界だけが自分の全てのように感じてしまうことさえあります。

それは恋愛のすばらしい純粋な面でもありますが、一方で視野が狭くなり、彼のことしか考えられないという思いになる危うい側面もあります。

片思いの男性に、自分はどうやっても好きになってもらえそうにない…

その結果、「自分は生きていても意味がない。」などという極端な結論を出してしまうことがあります。

好きな人がいることはステキなことですが、好きな人が自分をどう思っているかで自分の価値を決めてしまうのは危険なことです。

もし仮に両想いになれたとしたら、ものすごく幸せで自分を愛せることになるでしょう。

しかし、喧嘩したり、別れてしまったりするようなことがあれば、また自己否定をして自分を愛せないことになり、たちまち不幸になってしまうことになります。

自分をどう思っているか=「セルフイメージ」を恋愛で振り回されるのは辛いことです。

好きになってもらえない自分を自己否定してしまうと、生きていく気力が出なくなります。

こんなことになるべきではありませんが、片思いをしている女性はこうした自己否定に陥りがちです。

これも片思いの苦しさの大きな要因となります。

両想いになれる見込みがないことが辛い

誰かを好きになって、相手にも自分を好きになってもらえる。

この感動はすばらしいものです。

自分がその当事者になれることは、何にも勝って嬉しいと感じられることですし、二人でさえいれば何もこわくない、という安心感も得られます。

私には味方をしてくれる彼がいる。

私には季節ごとのイベントを一緒に過ごす彼がいる。

この喜びは女性にとって本当に手にしたいと願うものです。

しかし、片思いの場合、自分の「好き」という気持ちは十分にあるのに、相手の男性が応じてくれそうもない、彼氏彼女となれるあの幸福感をあの男性とは味わえない。

こんな失望感があなたの心を苦しめるはずです。

彼とだったらこんな風になれただろうに…といういろいろな想像をしても、実現しそうにないことが悲しくて、その空しさがあなたを苦しめているはずです。

片思いの場合、彼に幻滅する機会がなく、理想化しすぎて辛い

恋愛でお付き合いをすると、すべてがハッピーでバラ色のように考えてしまいがちですが、実際近くにいて多く接すると、人間ですから、少しは欠点を目にすることがでてきます。

お金の支払いの時、彼がケチだったとか、店員さんへの対応が意外に偉そうだったとか、何かしら「こんなところもあるんだ」と思うようなこともあるのです。

しかし、まだ付き合っていない、片思いだけの段階では、彼の欠点を感じる機会はあまりないはずです。

想像だけが膨らみ、もしかしたら彼を極端に理想化してしまい、本当の彼を知らずに愛してしまっているということもあります。

遠くから距離をとって憧れだけで見るのと、深く接してみるのとは大きな違いがあります。

好きという思いが、彼を欠点のない理想化された男性にしてしまい、妄信するかのように愛してしまい、結果的にあなたが苦しんでしまうということもあります。

片思いがなぜこんなにも辛いのか理由を知って客観的に自分を見てみよう

片思いが辛い理由をいろいろ見てきましたが、このような理由で自分は辛いのだ、ということを客観的に把握できることはとても良いことです。

一度冷静になって、苦しさに埋もれかけていた自分を取り戻すきっかけになります。

誰かを好きになるというのはとてもステキなことです。

しかし、片思いの辛さで押しつぶされて、自分を否定し、投げやりな気持ちになってしまうのは好ましくありません。

片思いの辛さの理由を知って、「だから自分はこんなにも悲しいんだ」と把握することで、視野が少し広がり、気持ちがラクになります。

片思いで辛いのはあなただけではありません。

片思いをすればどんな女性でもあなたと同じ辛さを味わうのです。

あなただけが特殊で弱いのではないことを知って下さい。

相手のことを詮索するようになる

今は携帯が普及してどこにいても、連絡を取りたいときに取れる環境にあります。

またSNSも普及したことによりネットを通じて相手の情報をいくらでも仕入れることが可能になりました。

少し前の固定電話しかなかった時代では、直接相手と電話するしか連絡手段がなく、そのほかは学校や職場で直接コミュニケーションとるしかなかったので、コミュニケーションをとる時間も限られていたので、話す内容もストレートで用件だけに絞られていたのではないでしょうか。

それに直接顔をみて、直接声を聞いてのように、直に伝わるコミュニケーションの取り方だったので、あまり嘘をつけるような状況でもなく、今よりも信憑性が高かったたように思います。

その当時に比べると今は本当に手軽に意中の相手と連絡が取れ、相手の状況を把握できるようになりましたね。

気になる人が出てくると、まずは連絡先を交換します。

そうして連絡をとるようになると相手のことがどんどん気になり、友人から聞いたり、色んなネットワークを使って相手のことをもっと知りたいと思うようになります。

そうなれば今では便利なSNSがあります。

しかしSNSの良いところでもあり、悪いところでもあるのが、手軽に情報が入ってくる余り、自分の知りたくない情報まで耳にして、見つけてしまうことになるのです。

例えば、ツイッターやインスタグラム、フェイスブックのようなSNSでは日常の画像や動画を何気無くアップして「イイね!」をたくさんかせぐ人が注目されるようになりました。

そうすると、意中の人が記事をアップしたことにより、自分の知らない交友関係などが勝手に目に留まったり、耳にすることがあります。

意中の人に関して自分の知らないことが次々に出てくるとすごく不安になりますよね。

さらには他の異性と楽しそうにしている姿を見つけるとそこですぐに「この子のことを恋愛対象としてみているのかな」という疑問すら抱くことになると思います。

自分のしらないことについては勝手に悪い妄想がどんどん進み、自分は恋愛対象ではないのかな、などとどんどんネガティブになっていくものです。

このようにして最近ではSNSの普及により相手のことを知りたくない情報まで、勝手に仕入れてしまう環境にあることが辛い理由のひとつです。

連絡手段の変化

上記でも述べたように、以前は固定電話や直接あって話しをするなど
直接的な連絡手段しかなかったため、逃げ場があまりありませんでした。

しかし今のコミュニケーションツールとしては顔も見ずに、声も聞かずに連絡がらくらく取れるラインが普及したことにより、どこで何をしているのかを相手に知られずに連絡をとることができます。

これはたとえ相手が他の異性と一緒にいてても、連絡は携帯電話を片手に数秒で連絡を取ることができます。

おそろしいことですよね。

そのため連絡を取っていても今相手がどこで何をしているのかがわからない不安が常につきまとうため、本当に相手のことを信用していいのか疑問が生じます。

またラインの機能に、相手が自分のメッセージを開封して確認したことが、既読として自分に通知されるものがあるのでこれも良し悪しなのですが、既読したのに返事をくれないとなると、どんどん不安になってきますよね。

「どうして返事をくれないのか。」

「もしかして嫌われたのかな。」

これまたネガティブ思考が進み返事を今か今かとそわそわして待つことになるのです。

それもあり、片思いの恋愛をしている方は特に携帯依存に走ることになると考えます。

好きな人が出来て恋愛をするということは素晴らしいことで、毎日が楽しいものだと思います。

しかし携帯社会になり、色んな情報が錯綜する現代では以前より恋愛がしにくくなっていて、気持ちが強くなり片思いをしている間に日々もやもやしたり、不安になることが増えました。

携帯社会の中でも相手も自分もそんなに携帯に依存せず、アナログな連絡手段を好むという価値観が一致しているとそんなに気にならずにつらい思いもせずにすむのかもしれません。

今相手がどこで何をしているのか、なぜ連絡を返してくれないのかなど、相手のことで頭がいっぱいになり必死に携帯のSNSを通じてひとりでもやもやしながら考えている時間が自分を苦しめるのです。

また文面だけで都合の良いように言っているようにも聞こえてきて、相手のことが本当なのか信頼も出来なくなってきてしまいます。

そうして恋愛はつらい、片思いはつらいと決め付けてしまうのです。

しかしこれは直接相手とコミュニケーションをぶつけ合って、価値観が合わずにいらいらする、もやもやするといった次元の前の話ですよね。

ただ単に自分ひとりで悪い妄想をして苦しんでしまっているのではないでしょうか。

せっかく気になる人ができて恋愛をスタートしてもこれだと無駄が多く、もったいないですよね。

せっかく恋愛しているのに、楽しまないのは損です。

ではどうすれば片思いが辛くならずに純粋に恋愛を楽しめるのでしょうか?

てっとりはやく楽しみ恋愛するために、自分から変わってみましょう。

まずは携帯・ネットに依存しない生活を心がけてみましょう。

完全に携帯を断つなどは厳しいことかと思いますが、仕事や家族友人など必要最低限にとどめ、自分にとって不要な情報源になりうるSNSを遮断した生活に切り替えてみます。

そうすると身の回りがすごくシンプルな生活になり、無駄な不安やいらいらがどんどん減ってきます。

そしてSNSなどを通じての出会いではなく自分と直接関わった方のみとの連絡を大事にしていきます。

そうしてまずいろんな方に自分は直接的なコミュニケーションを大事にしていることを分かってもらいます。

まずは自分のことを分かってもらうと相手も自分をさらけだしてくれるようになります。

相手のことを信頼できないと、相手にこうしてほしいなどと一方的に求めるのではなく、自分がまずその姿になって信頼を得てください。

相手に求めるのはこれからです。

そうして片思いも自分の信頼できそうな相手をまず見つけて、楽しんで恋愛できることになればいいですね。

まとめ

片思い中は大変辛く、暗い気持ちになってしまいます。

この辛さから抜け出すには、相手の男性と両想いになれる以外、方法はない!

こんな気持ちになってしまうこともあります。

しかし、辛さの原因を知り、また片思い中はどんな女性でも自分のように辛い気持ちになることを理解し、一度冷静に自分を取り戻しましょう。

そして、彼に思いを打ち明けるにしても、しないにしても、たとえふられることがあったとしても、あなたの価値をどんな男性にも決めさせるべきではないことを覚えておいてください。

あなたは両親から生まれ、育てられ、ここまで生きてきました。

あなたを支えてくれる家族、友人のことを思い出して下さい。

好きな男性に好かれようが嫌われようが、大切なあなたであることに変わりはありません。

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